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22世代の期待している馬~その1~

はじめに

執筆意欲が回復してきたので、またいろいろ書いていこうと思う。
今回は俺の期待している22世代の馬を紹介したい。

一応言っておくと、この世代は俺が初めてリアルタイムでクラシックを観た世代であり、愛着も強いので、贔屓目に見てしまうところは許してほしい。

あ、イクイノックスやドウデュースももちろん期待してるけどあまりにも有名で強すぎるので、その2頭は今回はあえて取り上げないことにするね。

ジオグリフ

22世代の皐月賞馬にして、現状唯一イクイノックスを後ろから差しきった馬。
確かにこの時のイクイノックスはまだ成長途上で今ほどの力はなかった(それでも十分強い)が、それにしても勝ちきっているのは凄い。

そんな彼だが、皐月賞の後は喉鳴りの影響もあってかダービー7着、天皇賞秋9着、香港カップ6着と凡走が続き、ダートに挑戦したサウジカップでは前につけて4着と好走したが、ドバイワールドカップは11着と安定しない状態が続いている。

次走は帝王賞を目標にしており、完全にダート戦線を進むんだろうなあと思っている。
これは血統面で見ても面白いと思うし、年末のチャンピオンズカップとか距離も適しているんじゃないかなと思う。
実際、芝では強力な相手がいるうえに力を発揮できそうな中山の1,600~2,000の古馬G1レースがないというのも、ダート転向に賛成の理由だ。

ジオグリフは木村調教師の大きな期待を寄せられているようだ。
以下は去年の有馬記念の木村調教師の会見だが、イクイノックスが中山でどうかという話になり、3:55あたりで「(皐月賞は)勝った馬が素晴らしい馬なんでwww」とジオグリフを褒めている。

また、木村調教師のこんな発言もあった。

疲れが残りやすく繊細なため間隔をあけて使われてきたイクイノックスに対し、こちらはタフで、予定どおりにローテーションをこなしている……と言いたいところだが、喉鳴りを抱えていたり、ダービー後に骨折が判明したりと、すべてが順調だったわけではない。が、そんなことを感じさせないほど普段から元気で、木村調教師は「学校から帰ったらランドセルをぶん投げて遊びに行くような感じ」と表現している。

Number Web,「天皇賞・秋は最強古馬勢よりも“ハイレベルな3歳勢”が有利か?“とんでもない馬”イクイノックスの心強いデータ「ダービー2着馬は…」」

会見の様子もそうだけど、木村調教師のこういうところは面白いなあと思うし、馬には優しく真摯な先生なんだろうなと俺は思っている。

繰り返しになるが、"あの"イクイノックスを負かした数少ない馬。

このまま終わるような馬ではないだろうし、終わってほしくない。
彼に適した条件ならまたG1を獲れると思ってる。

ボルドグフーシュ

この馬も前から取り上げてるけど、結局この春も重賞を勝てなかった。

去年の菊花賞、有馬記念の2着で大いに期待され、今年の阪神大賞典は単勝1.6倍と確勝レベルの1番人気だったが、川田騎手得意の前目の競馬がはまらないうえに上がり最速も出せなくなってジャスティンパレスに完敗。
天皇賞春でも3番人気に応えられず6着だった。

川田騎手と手が合わないことは多くのファンに指摘されているが、俺もその通りだと思う。
有馬記念で乗った福永さんが引退した以上、菊花賞で乗った吉田隼人騎手に戻してみてほしいし、そうでなくても長距離や差し追い込みが得意な騎手を次は乗せてほしいところ。

神戸新聞杯からライバルだったジャスティンパレスには重賞どころかG1まで獲られて大きく水を開けられてしまった。
それでも菊花賞や有馬記念の末脚を見ると間違いなく主な勝鞍一宮特別で終わる器でないことは確か。

結局宝塚記念は回避し、秋は京都大賞典から始動するようだ。

宮本調教師も悲願のG1がかかっているし、今年のジャパンカップや有馬記念でまたあの末脚を見たい。

フェーングロッテン

上2頭と比べると少し知名度は下がりそうだが、この馬も非常に楽しみな1頭だ。
といっても半兄にピクシーナイトがいるので、やっぱり有名な方か?

主な勝鞍は去年のラジオNIKKEI賞で、逃げ先行を得意とする馬だ。
特にここ2走は逃げて僅差の3着、2着と安定して好走しており、そろそろ勝ちが欲しいところ。

今週の鳴尾記念に出走する予定だが、外枠を引かない限り軸にしたいと考えている。
やっぱり馬券を買うという意味ではこういう安定感のある逃げ先行馬は安心して見れるから好きだ。

恐らくG1で一番適してそうな来年の大阪杯を目標に、もうしばらくじっくりと実績を積んで力をつけていってほしい。
宝塚や秋天は相手が強すぎると思うので(^^;

ビーアストニッシド

この馬については前回の記事でも触れているので簡単に。

去年のクラシックを皆勤した馬。
主戦騎手の岩田親父も含めて注目している。

先日は短距離に舵を切って1,400mの安土城ステークスを2着。
短距離がいけそうなところ、後ろからの競馬にも対応できるところを見せ、大きな収穫があったと俺は思う。

マテンロウレオ

かなり骨のある馬だと思う。
前でも後ろでも競馬ができること、G1でも好走が見込めること、長距離でも対応できることなど…
ハーツクライ産駒でまだ成長の余地がありそうなのも魅力。

去年のアンドロメダステークス1着以降は掲示板を外していないし、京都記念はドウデュースに次ぐ2着、大阪杯はノリさん曰く「最高の競馬」をして4着、距離が長いと思われた天皇賞春も5着に健闘としぶとく活躍している。

宝塚記念に出ると春5戦目ということになるが、春古馬皆勤というだけでも頑丈という点で十分に価値はあるし、京都記念の結果から見てもコース適性は確実にあるので期待したい。

イクイノックスに勝つのは至難の業だが、展開が向けば馬券内に入る能力はあると思う。

もっとも、鞍上はノリさんだと思うのでそこが一番読めないのだが…

最後に

今回はこの5頭に留めたが、この世代で期待している馬はまだまだいる。

22世代は牡馬の中長距離に関してはここ数年でも随一の強さだと思うし、マイルも今回の安田記念を勝てれば世代の強さを証明できるだろう。
セリフォス、ガイアフォース、ダノンスコーピオン、マテンロウオリオン、レッドモンレーヴ、ナミュール…

今回はクラシックを走った馬に焦点を当てたが、次はダートや短距離マイルの馬を紹介しようと思う。

執筆意欲はめちゃくちゃ出てきたので近いうちに書きます^^

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