僕の推し馬
はじめに
こんにちは。蒼月です。
以前の「僕が競馬にハマったきっかけ」という記事で「推し馬について書く」と言いながら1か月以上経っていました;;
先月はイベントもあり、グルコスばっかりやってました…
オンライン対戦ができるイベントが今後あるか不透明なので、最後かもしれないし頑張ろうと思ったからです。
話を戻しますが(強引)、今回は僕の好きな馬、つまり推し馬について語るという記事です。
僕の推し馬と好きになった理由
僕の推し馬はディープボンドです。
まずは僕がこの馬を好きになった理由を説明します。
1つ目は名前です。
ディープボンドの父はキズナ、その父はディープインパクトなので偉大な父と祖父の名前をもらった、単純ながら重くていい名前だなあと思います。
ウマ娘から競馬にハマった身としては、母父がキングヘイローという点も推しポイントでした。前の記事でも述べた通り、キングヘイローはウマ娘の推しキャラです。
そういえば2021年は母父キングヘイローの活躍が目立っていましたね。
ピクシーナイトがスプリンターズステークスを勝ったり、イクイノックスが東スポ2歳ステークスを勝ったり(先日の秋天は見事でした…)、その兄のヴァイスメテオールがラジオNIKKEI賞を勝ったり、アサマノイタズラがセントライト記念を勝ったり…
さて、話をディープボンドに戻します。他に好きになった理由としては、彼のずぶいところです。最終直線で騎手が鞭を打ってもなかなかエンジンがかからず、ようやくエンジンが入った頃にはレースが終わっていたなんてこともあります。でもそんなところも可愛いなあと思うんです…
あと、彼の戦績も好きですね。2022年12月10日現在、G2で4勝、G1で2着3回という善戦マンです。特にG1では応援のしがいがあります。もう5歳ですし、どうかG1勝ってほしいです…
ディープボンドとの出会い ~2021年有馬記念~
昨年の秋天あたりからG1は観るようになっていきました。当時はまだお金は賭けていませんでしたが、観るだけでも十分楽しめました。
そして、去年の有馬記念の時期になりました。秋天でコントレイルとグランアレグリアに勝ったエフフォーリア、これが引退レースとなる凱旋門帰りでグランプリ3勝のクロノジェネシス、菊花賞を圧勝した逃げ馬のタイトルホルダー、クラシック善戦マンのステラヴェローチェ(早く帰ってきて…)に注目が集まっていたと思います。
そんな中、ディープボンドは前走凱旋門賞で14着と惨敗したことや上記の4頭に人気が集まったこともあってか、5番人気と少し人気を落としていた気がします。
この有馬記念で僕は初めてディープボンドを知りました。出走表でディープボンドの名前を見たとき、「いい名前だなあ」とすごく思ったんですよね。それで彼に注目してレースを観ようと思いました。
そして、レースが始まりました。エフフォーリア鞍上の横山武史騎手の好騎乗でクロノジェネシスをうまく閉じ込め、最終直線の残り150mくらいで先頭に立っていました。
そんな中、ディープボンドがエフフォーリアの内から並びかけていきました。これは差せるのではと思いましたが、エフフォーリアが強すぎて届かず、0.1秒差で2着となりました。
しかし、エフフォーリアに僅差の2着、クロノジェネシスやタイトルホルダーには先着したことから、この馬相当強いんじゃないかと思いました。
そして、これからディープボンドを推していこうと決めました。
ディープボンド、連覇!w ~2022年阪神大賞典~
それから2022年になり、ディープボンドの今年の出走プランが出ました。
阪神大賞典→天皇賞・春→宝塚記念というローテでした。
阪神大賞典は昨年も制しており、有馬記念2着という実績からも連覇は間違いないと見られていました。最終的に単勝1.2倍の断然1番人気となっていました。
ディープボンドは本来前目につける先行策を取っている馬でしたが、このレースでは中団あたりからレースを進めており、少し不安に思いながら見ていました。それでも最後の直線ではアイアンバローズを差し切って勝ちました。
好きな馬が勝ったわけですから当然嬉しく、「ずぶいずぶい言われてるけど差す競馬もできるやん」と春天に向けて大きな期待を持てました。
そのうえ、近年の長距離レース軽視の傾向もあり、有力馬は大阪杯やドバイ国際競走に進んでいたため、春天は重賞すら勝っていない馬が半数以上というメンバーになりました。
そのため、春天もディープボンドの勝利は堅く、相手になるとすればタイトルホルダーくらいだろうと思っていました。そのタイトルホルダーにも大外枠だったとはいえ、有馬記念では先着しています。
その他にはダイヤモンドステークスを勝ったテーオーロイヤルや阪神大賞典2着のアイアンバローズ、重賞善戦マンのヒートオンビートなどが有力視されていたと思います。
僕も「ついに好きな馬がG1勝つときが来た」と思い、初めてWINSに行って馬券を買うことにしました。
【悲報】ディープボンド、また2着 ~2022年天皇賞・春~
5月1日の14時頃にWINSに入り、スポーツ新聞を買いました。今考えたら好きな馬を買うだけだったので、新聞を買う必要はなかったんですが、初めて馬券を買うということでそれっぽいことをしたいと思っていたんでしょう(笑)。
パドックや返し馬を見ても特に不安はなく、「ディープボンドがさすがに勝つやろ」と思っていましたが、レースが近づくほど「もしこれ負けたらもう勝てるG1ないんじゃないか」という不安も強くなりました。
強いて言うならディープボンドは大外18番枠だったことやタイトルホルダーを楽に逃げさせた場合が怖かったのですが、タイトルホルダーも16番枠だったので菊花賞のようにはいかないだろうとは思っていました。また、1枠1番を引いたアイアンバローズがタイトルホルダーをつついてくれればよりありがたいなと思っていました。
馬券はディープボンドの応援馬券とその他は適当に3連複を少しだけ買っていたような気がします。間抜けなことに写真は撮り忘れました;;(このときは馬券の買い方や種類もよくわかっていなかった^^;)
そしてレースが始まりました。
ゲートが開いて馬が映像に入ると、1頭落馬しているのが見えました。
川田騎手騎乗のシルバーソニックでした。
しかもシルバーソニックはカラ馬のまま逸走せずにコースのインを走っていました。予想通りタイトルホルダーがハナを切ることになりましたが、シルバーソニックの位置取りが良すぎてぶつかる危険性も考えれば他の馬はタイトルホルダーに仕掛けられません。
こうしてタイトルホルダーに楽逃げを許し、最後の直線ではほとんどの馬が脚を残しておらず、ディープボンドもいつも通りのずぶさでテーオーロイヤルを交わすのがやっとでした。
結局タイトルホルダーの7馬身差圧勝という形で鞍上の横山和生騎手がG1初勝利、ディープボンドは2年連続で春天2着となりました。
ディープボンドが負けたことが残念でなりませんでした。こんなにタイトルホルダーが強いとは思っていませんでした。
ディープボンドは単勝2.1倍の1番人気だったことからも、タイトルホルダーは少し舐められていた感じはあったと思いますし、僕もそうでした。
正直言って後から振り返れば、もしシルバーソニックがカラ馬の状態であの位置を走っていなくても、川田騎手の落馬がなくても、タイトルホルダーが負けるとは考えられませんでした。(7馬身差がもう少し縮まっていた気はしますし、納得はしていますが消化不良に変わりはありません…)
その後ディープボンドは予定通り宝塚記念に進むことになりますが、宝塚記念には今回負けたタイトルホルダーや大阪杯で惨敗した昨年の年度代表馬エフフォーリア、復帰した2年前の牝馬三冠馬デアリングタクト、ドバイターフを勝利した大逃げ馬パンサラッサなどが出走を表明していました。
宝塚記念の方が春天よりもメンバーが強く、ディープボンドには少し距離が短いと思っていたので、だからこそ春天は勝ってほしかったです…
最善は尽くした 〜2022年宝塚記念〜
宝塚記念直前の記者会見で主戦の和田騎手はこのように語りました。
和田騎手の頼もしい発言もあり、今度こそ勝ってくれと祈るだけでした。
宝塚記念の当日は友人とWINSで馬券を買って観戦することになりました。僕はディープボンドの応援馬券しか買うつもりがなかったので、予想はほとんどしていませんでした。
僕は競馬にハマってから過去のレースや馬も色々調べていたのですが、2018年の宝塚記念ではミッキーロケットが和田騎手で勝っていました。
この年の宝塚記念の少し前にテイエムオペラオーが亡くなり、和田騎手は勝利後インタビューで「オペラオーが背中を押してくれた」と語っていました。テイエムオペラオーと和田騎手の関係については私が語るのも烏滸がましいと思うので割愛します。
こういった歴史もあり、「今度はミッキーロケットが背中を押してくれる」と勝手に思い込んでいました(笑)。
他にも「宝塚記念はG1初勝利の馬が多い」というジンクスを必死にあてにしていました。メジロライアン、マーベラスサンデー、サイレンススズカ、メイショウドトウ、ラブリーデイ、ミッキーロケットなどG1初勝利の馬が多いのは事実です。
そして当日はエフフォーリア、タイトルホルダーに次ぐ3番人気でした。ディープボンドが勝ってくれればそれ以上は何も望まないのであまりオッズは意識していませんでした。
レースはパンサラッサがハナを取り、タイトルホルダーが2番手追走、ディープボンドは3番手でタイトルホルダーをマークしながらレースを進めていました。タイトルホルダーに楽に行かせるのが危険なことは春天でわかっていました。
そのことを最大限警戒した和田騎手の好騎乗だったと思います。しかし、それをもってしてもタイトルホルダーは止まらず、突き抜けて勝ちました。
結局ディープボンドはタイトルホルダーを捕まえられないどころかヒシイグアスやデアリングタクトにも差されて4着となりました。
それでもタイトルホルダーを倒しに行く、勝ちに行く騎乗をしての4着だったので、和田騎手には感謝していますし、ディープボンドもよく頑張ってくれたと思います。
ちなみに周囲がデアリングタクトの復活に喜ぶなか、空気を読めずに落ち込んでいました(笑)。
ただ、それと同時に「タイトルホルダーがいる限りG1を勝てない」ということを思い知らされたのは事実でそのことは非常にショックでした。
そして、今年も昨年同様凱旋門賞に出走することが陣営から発表されました。しかし、そこで物議を醸す出来事が起きました。
ディープボンドの乗り替わりについて
陣営から凱旋門賞の騎手は和田騎手ではなく、川田騎手とすることが発表されました。このタイミングではそれほど衝撃ではありませんでした。
なぜなら、昨年の遠征の際もC.デムーロ騎手やバルザローナ騎手に乗り替わりになっているからです。海外経験の少ない和田騎手から海外経験の豊富な川田騎手への乗り替わりは別に不思議ではないなと思っています。
凱旋門賞は昨年と同じく雨による重馬場に苦しみ他の日本馬ともども惨敗でした。
その後も昨年と同じく有馬記念への出走が発表されました。しかし、ここでも和田騎手に戻さず、川田騎手で挑むようです。
正直に言うと、驚きました。「凱旋門賞の乗り替わりはあくまで海外に行くからであって、国内では和田騎手に戻す」と思っていたからです。
この報せを受けて競馬民は賛否両論でした。なんなら「否」の意見の方が多かったようにも思います。
僕は「確かにディープボンドは和田騎手でG1を勝ってくれるに越したことはない、でもディープボンドがG1を勝ってくれるだけでも言うことはない」という意見です。
これまでのほとんどのレースで手綱を握っている和田騎手の方がディープボンドについてよくわかっているとは思いますし、このコンビで勝ってほしい気持ちは変わりません。
しかし、だからといって川田騎手や陣営を中傷したり、ましてやディープボンドをもう応援しないなんてことは考えたこともありません。
これは僕の趣味垢のツイートで、「和田竜二のファンじゃない」と言っていますが、和田騎手が嫌いなわけではありません。
これまでの和田騎手の騎乗には感謝していますし、和田騎手じゃなければディープボンドはここまでの馬になれていなかったと思います。
ただ、凱旋門賞は競馬になっていなかったので、川田騎手でもう1戦やってどの程度合うのかも非常に楽しみです。長距離はあまり得意ではないと言われる川田騎手ですが、リーディングジョッキーの底力を見せてほしいです!
おわりに
以上が僕がこれまでディープボンドを追いかけてきた感想と過程になります。
長くなりましたがここまで読んでくださってありがとうございました!
さて、もうすぐ有馬記念です。
有馬記念ではディープボンドの応援馬券しか買わないつもりでいます。
今年の有馬記念は今やディープボンドの高い壁となったタイトルホルダーはもちろん、秋天を勝利した天才イクイノックスやジャパンカップを勝利した遅咲きの怪物ヴァラアズール、復活を期すエフフォーリアなど強豪が集まります。
昨年よりも厳しい戦いを強いられそうな気はしますが、ファンとしては馬や関係者の努力を信じて応援するだけです。
ディープボンドの悲願のG1初勝利を期待しています!!!
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