さしのべられた手を｜つぶやき
朝顔は、支柱を立てると、そこにつるをからめて上っていきます。
差し出された手を、すっと自然に取れる人でありたいと、朝顔の姫たちを見て学ぶところも多いのですが...。
表面に生えている細かなうぶ毛？の向きの関係で、方向の好みがあるそうです。実際に、反対向きに巻き付けても自然にほどけてしまい、結局自分の好きな方向に巻きつくのです。
つる先を、東に向けたり西に向けたり、一日のうちでも風まかせにたゆたいながら、でも巻き付く向きは譲らない。支柱に頼ってはかなげに、夕方にはしぼんでしまうけれど――雨の日にうつむいて開けなくても、それでも美しく咲いていて。（こんなドレスを着てみたい💕↓）
紫陽花の華やかさとはまた違う、なよやかな風情に、うっとりと見とれる朝のひとときでした。
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