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23/24 第3節 ラスパルマスvsソシエダ
前半
開始からラスパルマスが支配。
ソシエダは4-4-2の陣形でプレス&ブロック。基本ずっと前半は守ってたので4-4-2だった。
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ゴールキックから、ラスパルマスのキーパーが持った時のソシエダのマーク。
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ソシエダのビルドアップに対するラスパルマスのマーク。中盤3枚にはマンマーク。レミーロはビルドアップで近場に出すとこがないと遠目の足元に繋ぐ事をトライしたがる人なので、ブライスに繋ごうとするも失敗(マルモルも優秀)。そこから運ばれラミレスのシュートシーンへ。ソシエダのラテラルは広がり過ぎて戻れず、中央で失敗したら一気にゴール前に運ばれる。
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スビービエラ、メリノ-エンソ、ピボーテのロドリゲスは誰がつくの状態でフリーに。ブライスはピボーテを背中で消しながらセンバにプレス。ただ工夫されて普通にロドリゲスに渡ることもしばしば。
ゴールキックとかの時はいいけど、流れからビルドアップされるとマークがうまく付かない。特にソシエダの右サイド側を狙うラスパルマス。ビエラの位置どりがイヤらしくて、スビとトラオレのマークの間くらいにいる。ビエラエンソロドリゲス辺りはくるくる渦のようにポジションを変えるのでソシエダの課題であるマークの受け渡しが試される。
スビメンディトラオレは2人ぐらい見る必要があり、サイドを変えられた時なかなか大変である。逆にラスパルマスはソシエダの選手を寄せてサイドを変えたがる。
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12番がサイドを横断しつつレイオフするのイカつい。ソシエダは後手後手の守備。スビメンディもビエラを捨てて12番のマークにつかなければならない。アラウホは積極的にラップかけるのでバレネチェアは守備も大変。
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ソシエダはキーパーからの組み立てで工夫、というかトラオレ主導のアドリブ?で変化をつける。スビが開けたとこにトラオレが入り、スベルディアとルノルマンを開かせる。レミーロは空いたFWへパス。恐らくカルロスがレイオフして前向きのメリーノかブライスを作りたかったのかと。結果うまくいかなかったが、繋いで前進はほぼ不可能なので、この様なトラオレのアイデアは面白かった。
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ブライスはアイエンにSBのマークしろと指示するもムニルいるし無理だろと齟齬が起きるシーンも。
ソシエダWGは基本外を切ってCBにプレス。そこを知ってか、久保がプレスに行ってからカルドナは内側に入りパスを受ける。マルモルは身体の向きが外側だけどクイっと内側にパスを出せる。そこからサイドに展開。その際カルドナはトラオレに身体をつけてガッツリブロックしながら縦に走る。その結果フリーのラミレスにはWGの久保が戻るハメに。そこから最終的にクロスバー直撃のシュート。
ラスパルマスは内→外を効果的に行い、ソシエダはサイドで人数かけるもちゃんと奪いに行ってないのか、相手が上手いのかわからないが、圧縮を簡単に剥がされ、カウンターに持っていかれるシーンが目立つ。
ボールを出せる選手のマルモルにプレスをかけないと、外に出す素振りで中に入ってくるカルドナにパスを刺されるシーンが数回あった。内側に入ってくるカルドナを久保はある程度はついていくが後ろに任せる感じでもあった。このマークの受け渡し問題はどの選手もあまりソシエダは上手くいってない感じがする。
ソシエダのレミーロからの繋ぎ。トラオレに低めのパス。そこからトラオレが交わしてチャンスへ。カウンターでWGが内側に入って受けるとか工夫が欲しい。トラオレは思い切りが良くて詰まった状況を打開できる存在である。
その後もソシエダのレミーロからの展開は、トラオレが中央に入る形と、そのままの形で形成するパターンが続いた。
自分のマークのラミレスとマルモルの受け渡しがうまくいってないと見ると、ブライスが降りてくる場面も。
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トラオレはトランジションの時カウンターのリスク込みで後ろの敵捨ててでも攻撃に出る。
後半
ソシエダは守備時久保をマルモルに当てる4-4-2に変更。前半マルモルに好き勝手やられたのでにビルドアップのキーマンを抑えようと修正する。
ラスパルマスはスタミナが切れたのか、ビエラやラミレス中心に前線からのマークの遅れやズレが後半開始直後から生まれてくる。これによってスビメンディへのマークが遅れたり空いたり。50分過ぎからはレミーロからスビメンディまでのコースがそのまま空いたりしている。
カウンターからサディクとオヤルサバルが抜けるもブライスはオヤルサバルを選択。サディクはまだ信頼されていない模様。ブライスは左利きなので右のハーフスペースで持つとチ右サイドには出すよりは中央に難しいスルーパスを送りたがる。
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ラスパルマスのゴールキック。カパが降りてルノルマンを釣り出し、サイドにいたムニルがその裏を突いて一気にチャンスに。アイエンはもう少し厳しくいきたいところ。
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ソシエダのチャンスシーン。オヤルサバルの決定機。
中盤の密集をパスで抜け出し、ボールは駆け上がってきたトラオレへ。久保とサディクが裏抜けするがパスは出ず、久保は得意のサイドに流れ、マルモルは久保に食いつく。そこで空いたスペースにオヤルサバルが走り込み、スルーパスを受けてシュート。
久保の裏抜けからの動き直し、オヤルサバルの逆サイドからのフリーランも効いたが、何よりトラオレである。駆け上がるタイミング、久保サディクに出さず一つ待てる判断、オヤルサバルへのスルーパスのタイミングなど、ミスなくできるレベルの高さに驚く。
一方ラスパルマスはボールホルダーへのプレスがかけられず、キツくなってきた。
その後も久保のクロスからスビメンディのヘッド。スビメンディのマークのハビムニョスがことごとくマークを外す。
ザハリャンがデビュー。左IH
メリーノが右に回る。
裏に走ったりスペース見つけて走ったり。ただ戻りながらのマークで12番を外し、強烈ミドルを打たれる。これからもし使われるのが先発じゃないのは守備面が理由になりそうな予感。
ザハリャンが入ってからオヤルサバルが攻守ともに内側気味にポジションを取りザハリャンをカバーする形。
オヤルサバルは左から横断してきて右のハーフスペース辺りから裏抜けや足元で受けるのが左WGの時はやりやすそう。
試合終了0-0
マルモルも前半は出色の出来だったが、後半はプレッシャーをかけられ、途中からはラテラルをやって空気に。
逆にトラオレは前半相手に狙われまくったが途中から攻撃面でのアイデアや個人戦術を駆使しまくり、停滞したビルドアップを活性化させ相手に混乱を与えた。レミーロからのビルドアップで数回内側を取ることで相手にマークの混乱を与えた。周りの味方も最初は少し戸惑ったかもしれないが適応した。スビメンディと比べて縦パスを恐れない上に成功させれるの強み。生かすパスが上手い。守備職人のような雰囲気があるが、ただ身体能力が高いだけかもしれないのはなんとも言えない。
ソシエダのMVPはレミーロだが、個人的にはトラオレ、次点スビメンディ。ラスパルマスは後半に息切れしてスビメンディを空けてから徐々に形勢が変化していった。
ラスパルマスは前半のチャンスを決めていればといった試合。前半は圧倒していたが、後半に前線のメンバーから徐々にスタミナを切らして以降、主導権を握られてしまった。
ソシエダは前半のように昇格組にちゃんと圧倒されるのが強度の高い試合での実力といった感じはする。そこを耐えたのはよかった。
後半からの相手のマークが緩くなってきてからやっと攻めれた。