ハリー・ボッチーとヒキガエル
コンパートメントから出るとヒキガエルを探しているらしい少年が話しかけてきた。
「トレバーを探すの手伝ってくれるの?ありがとう!」
それから簡単な自己紹介を済ませ、列車内でヒキガエルを探し回った。どうやら少年はネビル、少女はハーマイオニーという名前らしい。
ホグワーツ到着も近くなった頃、僕はカエルらしきものが、あるコンパートメントに跳ねてゆくのを見た。後を追って入ってみるとそこには金髪の少年が座っていた。
「なんだい?君達は。どこの家の子だ?」金髪の少年はそう言った。そして奥で大柄な少年が何かを背中に隠すのが見えた。
ハリー・ポッター、そしてネビルとハーマイオニーだと名前を伝えた。少年はドラコ・マルフォイだと名乗ってきた。そして大柄の少年はクラッブ、もう1人はゴイルと名乗った。それからドラコは手を差し出してきた。僕はすこし嫌々ながらも手を出し、握手を交わした。
ハーマイオニーがヒキガエルを探している事を伝えたが、ドラコは見ていないようだった。そしてハーマイオニーがクラッブに対し質問した。
「あなた、何を持っているの?」
「見せてやれ」
とドラコに言われたクラッブは渋々隠しているものを差し出した。
クラッブが差し出したものはカエルチョコであった。
それからドラコは「あれほど拾い食いはするなと言ったろう」と怒っていた。結局、目的のヒキガエルを見つける事は出来ず、僕達はそこから離れた。喧嘩にならず、すこしホッとした。それに拾い食いをする奴と関わりたくないしね。
あとがき
ホグワーツ特急に乗る前にダイアゴン横丁に行くシーンがあるのすっかり忘れてました。悔しい。
まぁ、基本的には原作と変わらないので良しとします。「ハリーの杖の杖選び」と「クィレル先生との握手」で2話くらい作れたと思うんですけどね。まぁ、テンポ重視という事で、ごめんなさい。
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