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🍛🥄 ケニア人もびっくり!

要約:昭和の時代(1957年頃)にカレーのCMで「インド人もびっくり!」というのがあったが、60年以上の時を経て「(AIは)ケニア人もびっくり!」するものであることが判明したという話。

「OpenAIはChatGPTがより安全に利用できるように、膨大な量のデータから有害なコンテンツをフィルタリングする作業を外部の企業に委託したのですが、この企業ではケニア人に時給2ドルという低賃金で作業させていて、当のケニア人は『地獄のような作業だった』と語っている」

プログラムを作成したことのある人なら理解してもらえると思うけど、人が楽できるシステムを作るためには設計や実装などに相当注力する必要がある。人が楽できるシステムやソフトウェア・アプリであればあるほど複雑なつくりになり、つくりが複雑になればなるほどバグ(障害)を含む可能性も高くなる。

これがAIを作成するレベルになると、単純にバグが増えるだけでは済まず、有害なコンテンツをプログラムで機械的に処理するだけでは無理で、どうしても人力による高度な判断に頼る必要が出てくると思われる。

隠語や縦読み、絵文字やその組み合わせなど処理しきれないものが出てきたり、時節的にまずいワードやさらには論理や善悪など人間の高度な判断を要するものまで、それら全ての組み合わせをAIが完全に網羅するのは不可能であり高度な判断を要する仕事を時給2ドルで人間にやらせるなら最初からAI要らないとまでは思わないけど何だかなーと思ったり。

ほんと「ケニア人もびっくり!」だよ。

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