糖尿病の指標であるHbA1cが全く問題なくても、血糖値スパイクは起きています。血糖値スパイクに関しては健康診断の指標は参考にならないことを知っておく必要があります。
もちろんこれで降圧薬を止めましょうということにはならないと思いますが、薬が影響しているかもしれないと認識しておくべきと勉強になりました。
山陰も梅雨入りしました。気がつけば6月下旬、夏はもう目の前です。
これは水虫ではないだろうと思っていたら実は水虫だった、ということもしばしばあります。見た目では湿疹と水虫は区別できないのです。
ビワの葉である枇杷葉は辛夷清肺湯という漢方薬に使われています。慢性副鼻腔炎や鼻閉に使われる処方で、枇杷葉には咳を鎮める、痰を取り除く、胃を丈夫にするなどの薬効があります。
毎晩飲酒している方に「お酒を止めましょう」と言うくらい難しいことはありません。皆さんたいてい苦笑いをしてお茶を濁そうとします。でも不調をよくする薬を探し回るよりも、お酒をやめる方が時間的にも経済的にも効率的です。
「バランス良い食事を」と話すと、医者は説明した気になりますし、患者さんはわかった気になります。でも実際患者さんは家に帰ってみて「バランス良いって何?」と思うことが多々あるのではないでしょうか。
スーパーに行くと、納豆だけでも数多くのメーカーの商品が並んでいます。豆の大きさの違い、ひきわりにしているかどうか、納豆菌の違いなど、各メーカーが色々工夫を凝らしています。これだけたくさんの種類を並べていけるということは納豆がいかに食卓に馴染みのあるものかを感じさせます。そんな納豆が糖尿病対策になるのであればこれは是非とも活用したいものです。
低血糖症という概念を認識して診療していると、ちょいちょい低血糖症による不調の患者さんに出会います。そこでどのように食事指導をすればよいか、外来の短い時間では難しさを感じていました。この記事は対策法を丁寧に教えてくれています。患者さんにこの記事をお勧めしようと思います。
腎臓機能の低下がある方に、「どうしたらよいか?」とよく聞かれます。血糖値、塩分、脂質、血圧に加えて、リンについてもお話しするようにしています。
薬でマグネシウムが不足することもあるということなので、例えば抗菌薬などはむやみに処方しないようにしています。
手術をしたのが何十年も前で、患者さん本人も手術のことを忘れていたりします。お腹の手術痕を見て大建中湯を処方し、すみやかに便秘が改善したケースを経験しました。
舌は内臓への入口です。体調によって日々見た目が変化します。毎日自分の舌を観察していると何となく違いに気付いてきます。
鉄欠乏は圧倒的に女性が多いのですが、亜鉛欠乏は男性も女性もかなりあるのではないかと思っています。
海水浴にスイカというのは日焼け対策という点でも理にかなっていますね。スイカ割りを楽しみましょう。
水が多いところからは水を排出し、水が足りないところには水をとどめる。そんな都合のいいことがあるのが漢方薬の不思議なところです。