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さいきん読んだ本

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#教育

この文が全て。以下引用。 あの、よくさ、大人が子どもに言うじゃない。無理しなくていいよとか、頑張らなくてもいいからとか。僕はそうはおもわないね。無理しなきゃダメなんだよ。もがかなきゃダメなんだよ。(中略)無理しますよ、どっか。やるべきことをやるときは。じゃないと変わらないもん。

助けを求めることすら出来ずに(求める手段すら分からない、気付かない場合も)辛い思いをしている子どもやその親がいる。そして子どもは親を選べない。負の連鎖を断ち切るにはどうしたらよい??自分に出来ることは何??どうしたら社会は良くなる??真剣に考えないと後悔して終わる。

「物語れない」という言葉は言い得て妙だと思いました。全員がそうとは思わないけど、悩み抜く、じっくり考える機会が減ってるのかなぁ。それすらもコスパ悪とか言ってそうだし。ほどほどな人生で傷つかず、周りを気にして。うー、自分の子育て大丈夫か?と心配になっちゃう。責任重大だなぁ。凹む。

子供の6人に1人は貧困状態という現在。なかなか表面には出てこない母子または父子家庭の現実を突きつけられ、胸が痛むと共に、一時凌ぎの支援ではなく、貧困の原因の根本を解決するために出来ることは何なのか、社会をどう変えなくてはならないのか、深く考えさせる一冊でした。

読解力。算数の問題文を理解できていない、問題文から具体的なイメージを頭に連想できない、ということが我が子もしばしばあります。穴埋めプリントからの脱却の必要性、暗記に頼らざるを得ない学習を根本から見直す必要性など、すぐにも実践できそうなことが多々あり、ヒントもらえました。

学校と保護者とSCと第三者機関の連携と簡単にいうけれど、現実はとても難しい。予算的にも情報取り扱い的にも人的にも。そうした中でも日々奮闘されている方々には感謝しかないです。自分にできることは何かと考えることもしばしば。一人でも多くの子が社会に復帰して自立できるよう願うばかりです。

子供の声に耳を傾けること。理解者であること。信頼関係を築くこと。親子、家族、教師と児童生徒、社会のあらゆる場面で、大人は子供に誠実に向き合い、子どもが安心して学び、育つような社会にしていかなければならないのだと改めて感じました。

学校で、子どもの特性に合った教育を提供できていなければ、それは教育ネグレクトである、という言葉にドキッとしました。逆に、例えば発達障害ではないのに、通常の教育を提供しないことも同。正しい判断がされずにいる子供たちがいないことを願うばかりです。

勉強できることは贅沢なこと。渦中の時はなかなか気付けないけど、正に。受験を通して自分らしい勉強法や克服法を身に付ける、自分の得意に気付く。サブタイトル「人生の基礎は受験で作り得る」に尽きます。あと、環境によって「当たり前」の水準が上がる。これもド正論。だから学校選びって大事だと。

最近読み始めた本。日々の子育てを微修正する気付きになります。 子どもの良いところを褒めてるか?子どもの話しかけに目を合わせて応えているか?

現場近くにいる私には、論文的な内容はしんどくて、違った意味でページが進む。 あるべき教育の姿に行き着くまでの変遷史?が長く、未来の教育像はラストに数ページ。そこを知りたい私には辛すぎた。 でも自分の興味以外の知識をインプットすることも大事だね。そういう意味でも読書は私に必要かと。