5月9日 深夜練

夜眠る前。布団に入って文を書いている。

「ちんちん」

声に出していってみた。誰もいないので反応はなく、やけに楽しげな音だけが聞こえた。そういえば1人でいる時にあんまり「ちんちん」って言わないよなと思った。そう考えると、僕は数少ない1人の時に「ちんちん」と言ったことのある人間なのかもしれない。そういう希少価値を探して生活をしていこう。

暑い日には窓を開けたい。しかし、窓を開けると虫が入ってくる。虫は小さいのにこちらに寄ってくるから苦手だ。小さいのは「ちっちゃいものクラブ」にでも入っていて欲しい。(おじゃる丸のデンボが入っていたやつ)ちなみに僕も身長が低いので「ちっちゃいものクラブ」にはお世話になっている。

夜に音楽を聴くと全部が全部良く感じるのでおすすめだ。昼に聴いてパッとしなかった曲が夜に聴くと何だか無性に胸に響く。だから夜によく音楽を聴く僕には嫌いな曲はない。嫌いな人は嫌い。嫌いな人とは話さない。好きな人とも話せないけど。

本を読んだ。「複眼人」。台湾、先住民、島、クジラ、死、ファンタジー、環境問題、複眼。色々な登場人物から見る様々な物語。決して相反することはない。ただ違う目(視点)から見られている。複眼の男が言ったように、僕はただそれらを傍観することしかできなかった。しかし、何も手を出さないということが僕らに唯一認められている自由なのである。

左目の痙攣。特に何か目を酷使したわけではないけど、左目が頻繁に痙攣する。とても痙攣しているように思っていたけれど、鏡で見ると大したことない。体の変化に敏感。自分のことばかり。

灯りがなくなっても大丈夫。家にはカーテンがないから、街灯の明かりがいつもある。おやすみ。安心しきって眠る。


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