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Micro-TESEを受けるはずだった話:セントマザーへ

成田から福岡空港、博多を経由して折尾へ。
色々な感情が交錯しながら、予定していた飛行機を早めて術前最後の精液検査を受けに行きました。

着いたら採精室で採取し提出。高速遠心分離にかけて観察してもらいました。

採取から2時間、妻も卵管造影検査を受けてかなり痛そう。
(申し訳なさと感謝で一杯)

診察室に呼ばれて入ります。
壁には数々の写真や、ここで生まれた子の書いたお手紙であろう絵が飾られていて、「ぼくをさがしてくれてありがとう」の文字に泣きそうになりました。

10分くらい宣告を受けるような気持ちで院長先生を待ちました。
先生が入ってきて一言

「ありますよ、精子」

妻ボロ泣き、自分もう感情が追いつかない。


遠心分離して観察した結果、全精子が50、形態良好運動精子が10数個見つかり、すぐに凍結してくれました。

先生の言うには…
・数も問題ないので、もう何回か採精と凍結をした上で顕微授精に進めること
・過去に同じような症例が4人。何度も通って精子を貯め、採卵して顕微授精に成功したこと(数十回通う人もいた模様…
・極小精子でも、その後の発育には問題ないこと
・セントマザーは極小精子の凍結と融解の実績が高く、安心して欲しいということ
・妻への労いの言葉(これ私も泣きました

長い戦いが今始まったところですが、これから妻を精一杯支えていきたいと思います。

元々手術を受けるつもりだったので、様々調査したTESEの費用や凍結にかかる費用、2024年4月からの保険適用、他の方に伝えたい事などは別途纏めていきます。

ここまで読んだいただいた方、ありがとうございました。

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