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【雑感】noteはあの頃のmixiに似ている

似てない?似てなくない??


スキ100到達御礼

 さてnoteを開設して約3週間が経過した。1週間前に書いたこの記事の「スキ」が100を超え、予想外の反響に驚いている。こうした反響の多さは個人ブログでは得られないものなので、素直に嬉しい。

神は細部に宿るというが、身近に感じている小さな想いほど届かない。この記事は繊細な心を持ち「生きづらさ」を抱えた人々が抱えるもやもやが何なのか、MBTIという概念を借りて、可能な限りで言語化した次第だ。


 ネタを選ぶにあたって、10年ほど前から興味があったMBTIを書いてみることにした。きっかけはnoteでMBTIの記事をよく書いていらっしゃるイブリース氏で、氏の主張が筆者のMBTIイメージと八割型噛み合ったことに驚愕し、同時に筆者も「自分の言葉で書いてみたい!」という思いが抑えられず、いわば二番煎じという形で始まったものだ。

5chとキャラクター診断wikiが規制で書き込めなくなったせいともいう

その5chやキャラクター性格診断wikiにはそこそこ入り浸っていたこともあり、体系化して書ける程度にはネタがあったため、タイミング的にも流行り物に乗っかる形になったわけだが、正直細々書ければそれでよかった。にもかかわらずこの反響のデカさは軽くビビっている。noteこえーよ

余談

 筆者は「銀の備忘録」というまったく別分野の趣味ブログを書いている。

こちらはWordpressで書いているのでゼロからスタートとなっているが、はじめてからの1年半はほぼpv0に近かった。まあデジカメ、腕時計、トイガン、居合刀などマニアックネタばっかりなので推して知るべしなのだが、

それも反響は特に気にせず、好奇心を満たすため、あるいはアーカイブとして書いていて、最近googleディスカバリーに取り上げられる等して2年かけて漸くpvが付き始めたブログになる。noteはそれをわずか三週間で追い抜いてしまった。無とはいったい・・・うごごご!

本題:noteってmixiに似てね?

 mixiとは2004年にサービスを開始し、2008年頃まで流行っていたSNSサービスになる。泣きながら殴ってくるミッフィーではない。

特徴は完全招待制で、2chのような匿名掲示板のようなアングラな感じが少なく健全なイメージが魅力だった。そこに記事なりコンテンツを書いていくのだが、足あと機能により、誰が見に来たのかがわかるようになっていた。

現在は廃れてしまい結果的には過去の産物となっているのだが(まだ使っている人ゴメンナサイ)、このnoteは当時のmixiに近い居心地の良さを覚える。棲み分けがなされている分昔よりもいいかもしれない。

筆者のネット変遷

 筆者のネット遍歴は基本5ch(旧2ch)がベースだ。大学生活板、ニュース速報、VIP、なんJ、嫌儲などなど有名ところは大抵通ってきている。2chは専門板があってマニアックな話ができるのがいいところで、カメラ、公務員試験、資格試験、そしてMBTIもここで話していることが多かった(ロムも多かったが)

半面facebookやインスタグラムのような陽キャ向けSNSはやっておらず、Youtubeやニコニコ動画、tictokも基本見る専門だ。X(twitter)はやっても良かった気もするが、140字ではなぁと思い、結局やっていない。高級Yahoo!知恵袋ことQuoraもやってみたのだが、独特の鼻に付く感じや、肩書合戦みたいになっているのがなんか性に合わず、すぐやめてしまった。

挙句5chの専門板も荒れてしまい、規制で書き込みもできなくなったので、仕方ないのでレンタルブログ(Seesaa)で書いていたのだが、これ自体が2018年当時としてもプラットフォームとしては古く、結局ワードプレスに乗り換えてしまった。それが上記のブログとなる。

意外と好きだったmixi(2004~2007年頃)

 その中でmixiは意外と好きなSNSだった。理由は長文が書けるからだ。

2chは掲示板故に対話型になるので、それなりのスレ住民がいて勢いがあれば書けるのだが、勢いがなくスレに自分しかいない状態だと書けない。誰もいないのにレスを連投する変な人になってしまうからだ。既に廃れがちな専門板ではこうした状況が頻繁に起きる。

mixiにはコミュニティというページがあり、好きな話題に応じたスレッドが展開されるのだが、これもたまに物凄く詳しい人や、界隈で有名なクリエイターが普通にいたりしたので、とても興味深かった。

 あとはリアルともバーチャルともとれない微妙な距離感が好きだった。mixiはリアルな知り合いから招待してもらうのが原則だが、マイミク(今でいう相互フォロー)は面識がない人とも行うことができ、筆者の場合はそちらの方が多かった。

まったく面識がないのだけれども、感性や話題がたまたま合って、話が弾んだのでリアルで会ってみたりとか、興味があるコミュニティのオフ会に参加したりという感じで、割とエンジョイしていた記憶がある。

MBTIでいえばN型(直観型)的な人間関係の距離感で、地縁コミュニティに基づかないゲゼルシャフト的な付き合いができたので、その距離感や奇妙な感覚がなんだか楽しかったのだ。

リアルに侵食されて陳腐化したmixi(2008年~2010年頃)

 そのmixiなのだが、面白かった時期は意外と長くなかったように思える。完全招待制というのが裏目に出てしまい、単なるリアルの延長線上に近い使い方をするユーザーが多数になってしまったからだ。

たとえば「リアルの知り合い以外のマイミク申請は受け付けません」というものだ。これは女性ユーザー目線だと、よくわからないナンパ目的のユーザーがひっきりなしに来るので、それをシャットアウトするためというのはわかる。わかるのだが、、

 しかしそういう使われ方をすると、現実世界の人間関係とさほど違いがなくなり、地縁に基づいたゲマインシャフト的な付き合いになってしまう。こうしてmixiは中高時代の友人との近況報告や、大学サークルなどの連絡用途など、S型(感覚型)的なユーザーや利用方法が多くなり、それに居心地が悪くなったN型ユーザーはやがてログインしなくなってしまった。

残ったS型自身も、FacebookLINEといった後発のSNSサービスに乗り換える形となり、こうしてmixiは役目を終えた形となる。まだやってるけど。

ひるがえってnote

 以上の話を踏まえると、このnoteは上記の「意外と好きだった頃のmixi」(2004~2007年頃)に近い雰囲気を感じる。2024年時点のネットにおいて、こうして長文を書けるSNSサービスはなかなか貴重だ。

住民もおそらくはMBTIでいうN型が多いように思う。何かしらの「発信したい文章コンテンツ」があって、それを思い思いにしゃべっているように見える。商業利用もできるので、お金が欲しい人もモチベーションを維持しやすいだろう。その一方で地縁性は低いように見える。高校の同級生、大学のサークルなどリアル関係が持ち込まれる印象はあまり感じない。

 またnoteは「時期」がいい。当時のmixiと違って、あまり長く書きたくない人はXがあるし、文章より動画がいい人はYoutubeやインスタ、tictokがある。個人ブログが衰退しているのも追い風だ。

noteの安定感は時代が追い付いたことが大きいと思う。運営がヘンなことをやらなければ、コンテンツの雰囲気が変質しにくく安定しやすいのではないかと。

MBTI記事について

 MBTIネタはWordpressで書くことも考えたのだが、少し考えあぐねていた。総論から書くと結構骨が折れるためだ。16タイプ+8つの心理機能を書かなければならず、しかもそれはもう先達のサイトが書いてある。

そんなわけで、頭で浮かんできたものを各論(スポット)で書くならnoteの方がいいのかなと思い、実際正解だった。思いついたものから順不同で書けるのでやりやすい。

またコメントをいただいたり、他の人の記事を見に行けるのもいい。MBTIはどうしても自分の頭だけで考えると偏るので、他のユーザーの記事を眺めたり、コメントで対話を行うと理解が深まると思う。

まとめ

 今回は「noteって昔のmixiに似てね?」という筆者の率直な感想をテーマとして記事にしたためてみた。

mixiは2004年のSNSなので、それを知っているというのはつまりそういうことなのだが、当時mixiをやっていたユーザーでこちらに流れている人もそれなりにいるのではないかと思う。個人ブログが廃れ気味なのもあって、実際受け皿になっている部分はあるのだろう。

この空間はなかなか居心地がよさそうだが、まだ知らないこともたくさんあるので、触りながら段々と覚えていくことになると思う。しばらくはMBTI関連を中心に書いていくつもりだが、何かリクエストがあればそれで書くこともできるので、コメントをいただけると幸いだ。どうぞよろしく。

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