タイプ6とアート

エニアグラムという性格分類法がある。

人の性格は根源的な恐れの違いから9つに分類できるというもの。

少しオカルトじみているが、自分や他人の性格を考えて見るときに結構使えるものである。(すごく使える先人たちの知恵とでも言うべきか)

エニアグラムの詳細については、各種書籍や他のネット上の情報に譲りたい。エニアグラムに長じているわけではないので、私には難しい説明はできない。

エニアグラムが分類するタイプの中でタイプ6と分類される人がいる。9つのタイプの中でもっとも忠実で勤勉なタイプとされる。その一方で前例踏襲やマニュアルが好きなど少し発想が硬いイメージもある。公務員的とも日本人的とも言われる。

タイプ6は少し芸術家には縁遠いイメージがあった。しかし、最近音楽や絵を書くことを趣味としているタイプ6も身の回りにいることを見つけた。

タイプ6の人たちのどのような心理がアートに向かわせるのか考えたときに、タイプ6は大きなものから切り離される不安や恐怖をほかのタイプよりも感じやすいとされる。その心理ゆえ、その大きなものから見放されないようにアートを通して自分自身を表現するのではないだろうか。(大きなものという曖昧な言葉を使ってしまったが、世界とか神とか父とか母とか社会とか信条とかそういうものをイメージしている。)

このように考えるとタイプ6が創出するアートというのはかなり深遠なテーマをはらんでいるように思う。また、自分自身とも接触しなければいけないのでタイプ6がアートに向き合うということはかなり精神的に統合された行為であるといえる。

もちろん身の回りの人に対する私のタイプ判別が正しくないかもしれないですし、全然違う動機かも知れない。ただ意外とタイプ6とアートの親和性というのは他のタイプと比べ高く深いのかもしれないなと思う。

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