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エニアグラム好き勝手帳(センター両端にあるタイプの類似点・ウイング等々・思いつくままに)

エニアグラムの理論の中で3つのセンターという概念がある。

 タイプ 8・9・1 が「 本能 センター」
 タイプ 2・3・4 が「 フィーリング・センター」
 タイプ 5・6・7 が「 思考 センター」 

それぞれが属するのセンター(本能、感情、思考)の「歪み」があるとのこと。

タイプ9、タイプ3、タイプ6はセンターの中心と言われる。

ここで、タイプ8とタイプ1を本能センター両端、タイプ2とタイプ4をフィーリングセンター両端、タイプ5とタイプ7を思考センター両端と呼んでみたい。

このように定義付けたのはこのセンター両端の2タイプに類似点があるように感じたからだ。

本能センター両端はともに正義感が強いように感じる。フィーリングセンター両端はともに優しく、思考センター両端は知識が多いという印象だ。

(類似点としてあげたが表出のさせかたの違いはタイプによって異なるように感じる。タイプ8は自らから出てくる正義感、タイプ1の正義感は社会性を帯びていように見える。タイプ2の優しさは他者への礼節を重んじるのに対して、タイプ4の優しさはより内面的な部分に響く。タイプ5の知識は深く、タイプ7の知識は広い)

なにか裏付けのある理論でもないが、感覚的なこのような遊びを楽しめるのもエニアグラムの特徴ではないかと思う。

※ 追記 R4.2.5
裏付けも何もない理論として、自分の支配的なウイング以外の2番目のウイングの発達が人生の課題を解決のために、鍵となってくるのではないかと思っている。
例えば、5w4であるならば、集団と協調するためには、タイプ6を見習うのがおすすめではないかと思う。
ほかにも、タイプ9w8がのうのうとせず、自律的になるためにはタイプ1を見習うのが良いのではないかと思う。
もちろん、5w4がタイプ9的な手法、タイプ3的な手法を使うことも出来ると思う。しかし、ウイングサブタイプは両側のタイプにしかないというエニアグラムの理論に基づけば、タイプ5は5w4か5w6にしかなれない。物の本には人は両方のウイングを持つという。であるのであれば、タイプ5は5w4であってもタイプ6の良さは他のタイプに比べ取り入れやすいのではないだろうか。

もう一つ ウイングが重いと自他ともに○w△を△w○と誤認さしやすい。その場合、自分からも他人からもタイプ△的なものを要求されると結構辛かったりするかもしれない。

追記 R4.3.6
自分のタイプの判定法として、段階6の記述を読んでストレス時の自分に一番しっくり来るものを選ぶやり方も効果的と思う。あるいは、いわゆるリソのお値段が張る本を図書館で段階6のところだけコピーし、各タイプの説明に自分の該当するなと思う箇所にラインマーカを引いて、一番多いところが自分のタイプだと思ってもいいと思う。(やっぱり2500円位だしてrhetiが一番いいかと思うけれど。)

追記 R5.9.9 
ちなみに各タイプの段階6での呼称は
タイプ1 善悪で判断しがちな完璧主義者
タイプ2 尊大ぶった「聖人」
タイプ3 自己中心主義で自分を売り込む人
タイプ4 放縦な「特例」
タイプ5 挑発的な皮肉屋
タイプ6 権威主義的な反抗者
タイプ7 行きすぎの快楽主義者
タイプ8 対決的な敵対者
タイプ9 諦観した宿命論者
さて、みなさんどれでしょうか。

通常の段階まとめ

 段階4 段階5 段階6
タイプ1 理想主義の改革者 規律正しい人 善悪で判断しがちな完璧主義者
タイプ2 大仰な有人 所有欲の強い「親友」 尊大ぶった「聖人」
タイプ3 競争心の強い地位狙い イメージ意識の強い実利主義者 自己中心主義で自分を売り込む人
タイプ4 創造力豊かな審美家 自己陶酔の夢追い人 放縦な「特例」
タイプ5 学究的な専門家 一心不乱な概念形成者 挑発的な皮肉屋
タイプ6 義務を忠実に果たす人 両価的な厭世家 権威主義的な反抗者
タイプ7 経験豊かな世慣れ人 異常に活動的な社交人 行きすぎの快楽主義者
タイプ8 進取的な冒険者 支配的な権力の仲介者 対決的な敵対者
タイプ9 人に合わせて役割演技する人 表面だけで関わる人 諦観した宿命論者

追記 R4.9.22 エニアグラムでパートナー探しを読んで

そもそもウイングとは何か。エニアグラムでパートナー探しにはこんなことも書いてあって、

外界に向かうとき人は自分のー実際のタイプよりもーウイングのペルソナを示すことがよくあります

エニアグラムでパートナー探し

「ウイング」とは外界に向かうときのペルソナであると言う。似たようなことがエニアグラムの老舗サイト「究極のエニアグラム」にも書いてある。

それゆえ、ウイングは、基本性格の上に位置する層にあり、基本タイプよりも、表面的に見えている性格であると見ることができます

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory4.htm

「ウイング」とは表面的に見えている性格であるという。上述の考え方を借りると自分自身のタイプだけでは現実に立ち向かうことが出来ないとき、「ウイング」のタイプの肯定的な面を借りることによって現実と対応する。これによって「ウイング」が形成されることになる。(それが何故となりのタイプなのかはわからないが、やはり「似た」タイプなのだからということなのだろう。)

さて、各タイプには二つのウイングサブタイプが存在する。例えばタイプ9ではタイプ8とタイプ1。タイプ5ではタイプ4とタイプ6。通常はどちらかに傾くとされる。例えばタイプ5ウイング4の場合、ウイングはタイプ4に傾いている。傾いている方のウイングを支配的なウイング(dominate wing)。傾いていない方のウイングを第2のウイング(secound wing)というらしい。タイプ5ウイング4の場合、支配的なウイングは4、第2のウイングは6ということになる。

上で述べた「ウイング」は支配的なウイング(dominate wing)について述べた物だ。では、第2のウイング(second wing)とはなにか、その特性は取り入れる必要が無いのか。海外のサイトだがこんな記事があった。

One other observation about wings is worth mentioning. In the course of teaching the Enneagram in workshops and Trainings, many people in the latter half of their lives have reported the development of their so-called “second wing.”
(訳)ウイングに関するもう 1 つの観察結果は、言及する価値があります。ワークショップやトレーニングでエニアグラムを教える過程で、多くの後半生の人々が、いわゆる「第2のウイング」の発達を報告しています。

https://www.enneagraminstitute.com/how-the-enneagram-system-works

人生には「中年の危機」というものが存在するらしい。これを克服するために第二のウイングの肯定的な特性が役に立っているのではと思うような記事だ。3本の矢や椅子の脚ではないとは思うけれど二つだと不安定だけれど、三つになると安定度が増すと言うことなのかもしれない。

人生には様々な課題や問題が発生する。才能に恵まれる場合などは持っている自分自身のタイプの肯定的な特性だけで切り抜けることが出来るかもしれないが、そうでない場合、支配的なウイング(dominate wing)、時には第2のウイング(secound wing)の肯定的な特性を借り、人生の課題や問題に対処する。一つの考え方だと思う。

自分のウイングタイプについて自認のある人はためしに「第2のウイング」の肯定的な特性の獲得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

#エニアグラム #エニアグラム_センターの3つ組 #ウイング #独自理論