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エニアグラム タイプ4 2つの段階の「感情を表す」
『性格のタイプ―自己発見のためのエニアグラム』はエニアグラムのバイブル的な本ですが、この本の章末では、各タイプの各段階の行動と態度を簡単な単語で示しています。見ているといろいろ面白いのですが、タイプ4の段階1に「感情を表す」、段階4にも「感情をあらわに示す」とありました。何のことかわからなかったので、英語版をあたって調べてみました。
段階1の「感情を表す」は「revelatory」、段階4の「感情をあらわに示す」は「demonstrative」と原著にありました。「revelatory」の意味を調べてみると、(隠されたものを)浮かび上がらせると言う意味だそうです。対して「demonstrative」は〈人が〉感情を表に出す,心情を吐露すると言う意味があるそうです。
「demonstrative」は抗議活動のデモから考えると、自分の感情や思いを外に表出させるという意味だと思いますが、「revelatory」はあまりなじみがない単語なのでもう少し探ってみると派生語の「revelator」は預言者という意味だそうです。預言者とは神からの啓示を受けた人のことですから、タイプ4の段階1が表現するものは、個人の感情からでるものよりももっと深い、神からの啓示的なものを伝える人といえるかもといえるかもしれません。
久しぶりのエニアグラム記事でした。
5月8日追記
ちなみに預言者とは神の言葉を預かった人のこと。日本語では音が同じ、予言者というのは未来のことをあらかじめ見通す人のこと。だからノストラダムスは「預言者」でなく「予言者」。ついでにいうと聖書に出てくる「預言者」は「予言」もしていたりする。複雑。