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2021/02/13 高岡と灰太郎 祖師ヶ谷大蔵カフェ・ムリウイ

昨夜は灰太郎とデュオ。


エフェクターを使わず爆音でもない彼と共演したのは初めて。
デュオ自体は何度かやっている。
やはり印象的だったのは昨年3月関西旅をした時だな。迫りくるコロナによる社会の変容、灰太郎の生誕祭をキャンセル決意する苦悩、見えぬ未来の中で、やっぱり灰太郎の歌は彼の歌。変わらぬ思いと力。


二人共どんどん音を絞っていき、最後は囁き声くらいに。ともに歌い合うようなライブだった。夕闇が迫るムリウイの空気に溶けた。


最近、うたと共演することを求めている自分がいる。言葉を伴う歌手の歌曲でも、歌う楽曲を奏する楽器奏者でもいい。tubaは低音も出る楽器だが、自分にとっては歌うための筒である。自分はこれでしか歌えない。人前では。

楽器や自分が役割から解き放たれるのは、とてつもなく解放感があって気持ちいい。
多くの共演者がそうであるように、灰太郎はいつも高岡を解放し開放し介抱し快方する。
誰かを自由にする人は、その人もまた自由だと思う。


いい夜でした。


この夜らしい一枚。

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