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2020/02/20華村灰太郎カルテット@阿佐ヶ谷SOUL玉TOKYO

今日もまたすごい夜だった。
華村灰太郎カルテット(灰太郎×今福知己×つの犬×高岡)スペシャルゲストに中村誠一さん、そして更に飛び入りの川口義之さん。ツインサックスの豪華版灰カル。観れた人、良かったですね。
灰太郎と誠一さんはモロッコのジャジューカ村で知り合ったそうです。


今日のメンツの中にモロッコ行った事ある人が四人もいるという。僕はグナワ方面だったけど、話は盛り上がるなあ。誠一さんの参加にみんな大興奮。子供の頃から聞いていた人ですから。

僕は昨年の軽井沢ジャズフェスティバルで誠一さんが司会で、その時に灰太郎知ってるって話になって。こういうご縁も音楽ならでは。僕はいつの間にか山下洋輔トリオのメンバー全員と共演していたことになります。

なんかちょっと変なことを思ってしまったのだが、子供の頃に本で読んだりテレビで見たりラジオで聞いたりしていた人達と、もう数え切れないくらい共演してこれたのは、本当に幸運極まりないことなのだけど、それがあまり不思議でなくなってきていることは、ちょっと贅沢すぎるぞ高岡、と我に対してケリを入れておく。

でもね、昔から好きだったヒーローやヒロインたちと共演することよりも、僕は普段一緒に共演している人たちとやり続けられていることを、もっともっと幸運なことだと思っていて、いつもその事に深く感謝しています。

灰太郎カルテットに入ってなかったら、今の自分はなかっただろうし、タイミングが悪かったらたぶんもう生きてはいなかったと思う。
本気で。生き続けることにつなぎとめてくれたのは、この人たちでもある。

癒やされることは、誰からも、一生ない。
ただ、救われたり支えられたり、温かい心根で真剣に接してくれる、音楽仲間のちからによって、僕は今もまだ生きられていて、たぶん死ぬまでそれが続くのだと思う。

いつ死んでも悔いが残らないように、毎日を生きていけるのは、音楽とそれに関わる人達のおかげです。

今日も生きた。
よかった。

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