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幻の入れ歯(2021年8月20日の日記)

・ん眠い。ベッドに寝転がってスマホで書いているので寝落ちの準備は万端である。

・寝落ちた。

・風呂場の珪藻土マットが全然水を吸わなくなったのでニトリで新しいのを買った。やすりで削ると復活するっていうのもネットで見たんだけど面倒くささが勝った。1000円ちょっとだしね。少し前にアスベストが入っていた事件があったからか、もう大丈夫ですといった貼り紙がしてあった。まあ粉塵を吸引しなければどうということもないらしいしね。わたしの職場は古いので普通にアスベストが使われている壁があるよ。

・新しいやつすごい水吸う〜!!!!!古いのに慣れていたから、新しいやつの吸いっぷりが半端なくて笑ってしまった。シュインって一瞬で足の裏乾く。もっと早く変えておくんだった。前はなかなか乾かないので足を乗せてから10秒くらい待っていたけど、今は1秒だ。すごい。

・実家で使っているやつはうちの古い珪藻土よりも吸わなくなっていて足がいつまでもべちゃべちゃだった。次帰る時に買って行こうか…。


・やっと歯磨き粉が買えた。何のこっちゃという感じだが、わたしはこの一週間、毎日朝歯を磨きながら歯磨き粉を買おうと思い、そして毎日夜に買い忘れたことを思い出し、ああ〜となっていたのだ。もうすっかすかのチューブからなけなしの磨き粉を引き絞り出すのにも限界だった。今日ようやっと帰りに買いました。

・Twitterでやはり高い歯磨き粉はよいのだというつぶやきを見た。普通の歯磨き粉よりは数倍高いが、歯医者でホワイトニングをするよりは安上がりなのだという。次に買うときはそういうものにしようかと思ってもいたが、結局Ora2を買ってしまった。オーラツーってこういう書き方でいいんだっけ?

・わたしはコーヒーも紅茶もたまにしか飲まないので、言うほど歯がカフェインに犯されているわけではないが、やはり加齢に伴い歯は黄ばんできている気がする。歯は一生ものだからなあ。

・わたしの祖母は総入れ歯なのだが、わたしは最近まで知らなかった。母曰く、もう20年近くは入れ歯らしい。

・衝撃だった。わたしが物心ついた頃には祖母は入れ歯だったにも関わらず、祖母が入れ歯を付けるところも外すところも、わたしは一度も見たことがなかったのだ。プライドが高めの人なので、自分の「老い」の象徴を見られたくなかったのだろう。しかしここまで徹底することができるのか。

・というか入れ歯って歯磨きいるのか?祖母は歯磨きをしていたのだが、よくCMで見る消毒液みたいなのにドボンではないのか。仮に歯磨きが必要だったとしても、口から取り出して磨いた方が効率的だ。あの歯磨きはフェイクだったのか?怖すぎる。

・何かを食べている時に見えた祖母の歯も、笑っている時に見えた祖母の歯も、今まで見ていた祖母の歯は全部入れ歯だったのだ。むしろわたしは本物の祖母の歯を見たことが無いということになる。

・みんなは今まで本物だと信じていたものがすべて偽物だったという経験があるか?わたしはそれが祖母の歯だ。

・だがその事実を知って尚、わたしは祖母の入れ歯を見たことがないのだから、わたしはまだ真実を語るに足る材料を揃えているとは言い難い。幻の存在だ。

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・しっぽの短いねこちゃん!!!!!!!

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