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夢の中の夢の中の夢(2021年5月26日の日記)


・今日は夢見が悪くて、起きた時にひどく疲れていた。夢の中で3回起きたのだ。夢の中の夢の中の夢。

・1度目の覚醒。自分の部屋のベッド。トイレに行こうと玄関先へ向かうと、光が漏れていた。玄関口が開いているのだ。このアパートの扉はオートロック式なので、鍵をかける必要が無い。扉を閉めれば自動的に鍵がかかり、内側から開けばいつでも鍵が開くシステムに、住み始めの頃は半信半疑だった。本当に扉に鍵がかかっているのか、自分では確かめようがない。

・その扉が半分開いている。ドアストッパーは無いので、閉まる扉が途中で止まることは無い。しかし、風の強い日は扉が閉まりきらないことが何度かあった。わたしが寝ている間、ずっと開いていたのか?と俄かにぞっとして、慌てて閉めようとするも、扉はすぐに開いてしまう。何度も何度も閉めるが、ドアノブから手を離した瞬間、カチャリと音を立てて10センチほど開いてしまう。

・「故障か…」と呟いて、時間を確認する。午前3時。まだ夜中だ。それなのに外は昼間のように明るい。何度目かの挑戦も空しく再び扉が開いていく。駐車場を挟んで向かいにあるアパートのベランダからランニングシャツ一枚の中年男性がこちらを凝視していた。扉を開けたり閉めたりしているわたしが不思議なのかと思い、ふと自分を見ると、なぜか全裸になっている。

・猥褻で通報されては敵わないなと思い、ドアノブと部屋の中の物を紐でくくってしまおうかと紐を探す。朝になったら電話しようとスマホで管理会社の電話番号を検索する。

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・2度目の覚醒。自分の部屋のベッド。外に出ようとすると、扉の前に小さな植木鉢がたくさん置かれている。倒さないように横によけると、隣の家の前から続いてきているようだ。

・隣の家が料亭になっている。扉が木の引き戸になっている。隣の住人が挨拶にきたので、ドアは付け替えたんですかと聞き、うちのドア閉まらなくなったんですよねと話す。

・外で並んで待っている客がうちに入ってこようとしたので断る。

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・3度目の覚醒。自分の部屋の座椅子。時計を見ると1時で、昼の1時か夜の1時かわからなくて焦る。昼の1時だったら盛大な遅刻だ。テレビを見ると昼の1時だが、スマホを見ると夜の1時と表示され、職場からの連絡は無い。

・外に出ると突然景色が飲食店のショーケース前になる。海鮮料理のチェーン店のようだ。好きな寿司とカレーのセットか、好きな寿司と海鮮丼のセットを選べるようだ。食品サンプルがショーケースに並べられている。

・知人が先にいて「コロナで練習が出来なくなったから、その分お金を飯に回せるな」と言う。寿司とカレーはバイキングにのみ許された組み合わせだ…と思い、鰹の海鮮丼と寿司を選んでいく。サーモン、鯛、ほたて…。

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・ここで本当に覚醒する。扉が壊れたのが夢だということを確認した時、心底ほっとした。よほど夢の中でストレスに感じていたのだろう。あと寝過ごして遅刻していなかったことにも安堵した。よかった…。起きても起きても夢って本当に疲れるんだな。

・わたし4回くらい寝坊して仕事に遅刻しているクソ野郎なんですけど、目覚めて時計を見たら8時15分とかだった時の(基本の始業は8時30分)喉がヒュンッてなる感じ本当に嫌じゃない?二度と味わいたくはないと思いつつ4度は繰り返している。ここ1年半くらいは目覚ましを増やして何とか解決している。


・スーパームーン今日だったらしい。わたしはまだ本気ではない月を見て「おお、あれが…」と思っていたのだ。月も不服だっただろう。「俺まだこんなもんじゃないですよ」と言ってくれ。



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「グラップラー刃牙」第150話

・最悪の走馬灯。



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