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つまり、つまり(2023年10月22日の日記)

・一度9時くらいに目が覚めたものの、体がだるすぎて13時まで寝ていた。酒の余波がだいぶ来ている。

・昨日までは午後からは活動を始めようかと思っていたけど、もう体も精神もだるだるなので今日は家から出ないことにした。

・カーテンの閉まった窓ごしでも漏れる光から、今日はよく晴れていることがわかった。こういう時にもっと広い部屋に住みたいなと思うことがある。今の部屋は家賃の割には広いしきれいで普段は何も思わないのだけど、絶妙に日当たりが悪く窓付近以外はいつも薄暗いので、こういう天気の良い日にはよく考えてしまう。

・もっと広くて日当たりのよい部屋で、窓を開けて風を入れ、大きめのソファーで寝ころんだら気持ちがいいだろうな。

・でもわたしはわたしのままなので、窓を開けると虫が入るからほとんど閉めるだろうし、楽器を運ぶのが大変だから1階に住む。するとカーテンもほぼ開けなくなり、ただ広いだけでうす暗い部屋に住むことになるのだ。部屋は広ければ広いだけ物が床に波状となって置かれる。掃除をする面積が広くなったことにげんなりし、手を伸ばせば大体のものに届いた部屋を惜しむのだろう。

・結局のところわたし自身が薄暗く狭い穴倉を好む人間なのだから、広い部屋に住んだところで生活が良くなるとは限らない。でももう少し収入が上がったら、せめて部屋が2つあるところに行けたらいいなとは思う。

・夜にシチューを作った。鍋を変えてから鍋底の焦げ付きが半端じゃない。安い鍋を買った弊害がこういうところにでている。前の鍋は取っ手部分から無限に粉が出てくる以外は焦げ付きも無く、いい鍋だったと思う。テフロンだったっけ?今の鍋にも焦げ付き加工有って書いてあった気がするんだけどなあ。でも見た目も銀色だし、もういかにも「焦げ付きまっせ」という感じだ。クリーム色のシチューに、黒い焦げが時々浮いてきては沈む。味は悪くないと思うけど、人には出せないな。

・最近何も考えずに文章を書いていると、読点が多いことに気づく。「、」これだ。ほぼ無意識に打っているので、わたし自身が文章に区切りをつけてわかりやすくするために付けているんだと思うが、最近特に増加しているような気がする。いつも一度読み直しては多いところを削っている。しかしいわゆる「おじさん構文」に読点が異常に多いのは、書いているおじさん自身が読点でブレーキをかけないと、目が滑って文章が頭に入らないからだという説を見たことがある。それはつまり、つまり、そういうことなのか……?

金木犀は落ちているところが好きだ

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