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矯正の力技具合(2024年1月28日の日記)

・徹夜一日目は大してつらくない現象を久しぶりに味わっている。大学生の時はレポートが〜とか言いながら期末はよく徹夜していたな。あれはもう間に合わなかったのもそうだけど「徹夜する自分」に悦楽を感じていた。地獄のミサワと一緒である。高校生までは22時前後には寝るよう言われていたから、大学生になってそこが緩くなったことに変な方向性での大人を体感していたのだ。

・とはいえもう大学生の体では無いので、今日は早めに寝ようと思う。

・夜にさしかかり、明日からの仕事に対するどんよりとした波の到来を感じたのでコンビニでデザートを買った。

・一口食べて、おいしいけど胃の底からせりあがるものを感じたのでまたしばらくしてから食べることにした。一気に食べられないという点でコスパはい良いかもしれない。店先で山盛り乗ったクリームを見て、「たぶん食べられない」ことは何となく感じていたものの憂鬱の波を振り払うのに今必要なのは脂質かもしれないと希望を持ったのだ。

・結局わたしの憂鬱を薄めたのはクリームではなく、ちょっとの仮眠だった。やはり睡眠は大事。期限を守るという一点にのみ注力した結果徹夜をすることになったが、効率面から考えても精神面から考えてもしなくていいならしない方がいいことは明白だ。

・地下駐車場に入る階段前にこの注意書きと、下には水道、蛇口につながれたホースがあった。一体どのくらい足元が汚い人間が駐車場に入ることを想定しているんだろう。市役所や文化施設が集まっている場所の地下だから、そこまでドロドロの人が来るイメージも無い。これが貼られた当時は意味があったのか、今でもあるのか。


・半年ほど矯正ワイヤーを付けていて、それなりに痛みもあったけど、ぱっと見でそこまで並びが変化しているようには感じていなかった。

・ただ、このあいだの検診の時に「犬歯の向き直ってますね」と言われて鏡を見たら、確かに直っている。矯正前は右下の犬歯が斜めに生えていて、並んだ人と人の間に右肩だけ無理矢理ねじこんだような見た目をしていたのだ。

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・それが、ちゃんとひとりぶんの肩幅を確保して生えている。歯磨きの時に毎日見ていたのに、言われるまで気が付かなくて驚いた。痛みのぶんちゃんと動いていたんだなあ。しみじみした。そしてこの矯正という処置の力技具合を改めて実感したのだ。


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