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ウーロン茶の反逆(2022年3月17日の日記)

・今日は知人と会う約束をしていたので、近所のケーキ屋で手土産を買えば完璧、と思い店に行ったら店休日だった。こんなことがあってたまるかよ。もうこれで何度目だろう。わたしがこのケーキ屋に来るたびいつも店休日な気がする。いい加減覚えてくれ。木曜、木曜だ。

・このケーキ屋で調達することを前提として時間配分をしていたので、他の店を探していたら間に合わない。仕方が無いのでコンビニで高めのスイーツを買った。不甲斐なし。コンビニのケーキが300円なのを見て高いな、と思うことがあるが、実際ケーキ屋だったらひとつ400円はザラなんだよな。ケーキ屋のがおいしいけど、単価でいったらコンビニはそこまで高くないはずだ。コンビニは100円代のものも一緒に並んでるから相対的に高いと感じてしまうのかな。あとはコンビニスイ―ツに払う値段としては高い、と思うかか。コンビニスイーツも充分おいしいけど、そりゃあケーキ屋の方がおいしいし。

・初めましての赤子に会った。ここ数日で2人赤子に会っている。赤子フィーバーだな。先日は地球に発生して1年と少し、今日は半年の赤子だ。ここ数年知人に赤子が産まれることが多く、ありがたいことに会わせてもらっているが、大体眉間に皺を寄せられる。未知の人類との邂逅に警戒されているのか。共通しているのは、警戒されている時は赤子はあまり声を出さないということ。みんなそうなのだろうか。眉間に皺を寄せ、じっとこちらを伺う顔はかわいい。慣れてくるとあうあうと声を出されるのもかわいい。じっと見てくるのでこちらもじっと見返すが、本当に赤子の瞳というのはきれいだ。今まで出会った赤子はみんな瞳が真っ黒だったが、これは月齢相応のものなのだろうか。ここから光彩などがはっきりしてくるのかな。真っ黒な瞳に鏡のように自分の姿がうつっている様をまじまじと見てしまう。ずっとこうして透き通った瞳でいて欲しいが、外ならぬ自分自身もこうしたきれいな目をしていたことがあると考えると、いずれは濁っていくのは自明の理だろうな。

・赤子って寝違えないのかな。母に抱かれながらも首を90度曲げて寝落ちた様子を見て思ってしまう。首は存在するのだし、筋肉もあるのだからあり得ないことはなさそうだけど。寝起きで泣いている理由が「寝違えたから」だったらちょっと面白いな。

・もうこの世に生まれて何十年も経つような人間には何も思わないけれど、生後半年とか一年そこらの赤子を見ると「一年前のあの時にはまだ生まれてすらいなかった」と思い不思議な気持ちになる。ほんの少し前までは母の腹の中にいて、それより一年ほど前にはこの世に存在すらしていなかったのに、今現在目の前に五体満足で存在しているのだ。

・当たり前なんだけど、どういうこと?となるな。いや、当たり前なんだけど。


・夕方にひとりでカラオケに行ったが、もともと喉がガスガスのところに追い打ちをかけたので1時間も歌えなかった。ひとりだとずっと自分だからすぐガスるよね。ドリンクバーでよくウーロン茶を飲んでいたのだが、ある時「ウーロン茶は喉の油分を落とすから歌にはよくない」と知ってびっくりした。潤していたと思っていたのはわたしだけで、ずっとウーロン茶は油分を奪っていただと…?信じていた仲間がスパイだった時ってこんな気持ちなんだろうか。

・もう二度とお前を飲まない。二度とだ。

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・これすごいソフトクリーム。

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