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苔(2024年4月26日の日記)

・江戸川乱歩賞のあれこれを見た。ペンネームかあ。まあ何か結局作品が良ければ何でもいいのでは?と思ってしまうけど、確かに文芸界隈は本名じゃないにしろ、ちゃんと苗字+名前の作家さんが多いイメージはある。Audibleで自分のライブラリーを見ても大体そうだ。

・とはいえ中にはそうではない名前で普通に賞を取っている人がいるのを見ると、やはり面白ければ結局何でもいいんじゃないか、と思う。今回ペンネームに突っ込まれていた人も、講評の大半は既存の作品に似ている、という点が落選理由だったわけだしな。

・わたしが小説を書く人間だったとして、さすがに「職場を爆破するbot」では書かないな、とも思う。何か嫌じゃないですか。この名前でミステリーを書いてて作中で建物を爆破させてても嫌だし、全然関係ない恋愛ものを書いていても何か嫌。


・昨日の日記でりりちゃんの獄中記について触れたけど、実際どのくらいの人が獄中記を書いているんだろうと思ったら、結構いろんな人が書いていた。確かに犯罪を犯した人間の考えていることなんて多くの人の関心を集めるよな。凶悪な事件であればあるほど注目度は上がる。どういう子ども時代で、生育環境はどうで、どう成長して何を考えて犯行に至ったのか。そういえば「母の呪縛、娘という牢獄」も犯人の娘との手紙のやり取りが入っていた。法務省のサイトを見たら、受刑者とは誰でも手紙のやり取りが出来るらしい。

・ただ「獄中出版」が出来るのは有罪無罪が確定する前の「未決収容者(控訴・上告中も含む)」に限られる。「死刑囚」については、「死刑」が執行されるまでは(基本的に)「未決囚」と同等の処遇(監獄法9条で死刑囚の処遇は未決囚に準じるとされる)とされるため、困難ではあるにせよ「出版」等は可能らしい。りりちゃんの場合は手紙のやり取りを第三者が発表している形になるから、可なのか?


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