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箒で差を付けろ(2021年9月20日の日記)

・今日は職場の事務所に突然入ってきたカーネルサンダースみたいなスーツの紳士に輪ゴムを10本くださいと言われた。誰だったんだろうか。

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・うわ~~~~~~~~~~~。


・昨日何かで「ニンバス2000」と聞いてから、名詞のあとに2020とか2010のように数字がついているのを見ると「ニンバス2000…」と思うようになってしまった。

・ニンバス2000。

・何かいい感じなんだよな。語感かな。ニンバス2000。ニンバス2000。

・ハリーポッターでニンバス2000を初めて見た時「魔法の世界には箒のメーカーがある」という事実にめちゃくちゃ嬉しくなってしまったんだよな。すごい「リアル」じゃない?しかもニンバスはクィディッチ競技用の箒専門の会社で、現実でいうところのアディダスとかナイキみたいなものだ。専門だからビアンキとかジャイアントの方が近いか?

・たしかニンバス以外のメーカーもあるみたいなこと言ってる時あったよね…。ハリーが途中でシリウスにプレゼントしてもらったのは違うメーカーなんだっけ?

・こんなにあるのか。

・そもそも「魔法の世界」に「スポーツがある」という時点でぶったまげたのである。

・物語を見ているわたしたちからすれば、魔法があればエンタメ性としては十分だし、物語は問題なく進められる。だが、彼らにとって魔法は生活の一部であるため、魔法が使えることはさほどエンタメにならない。「魔法を使った面白い娯楽」が必要なのだ。

・わたしの中でハリーポッターたちの魔法の世界が急にリアリティを持った「社会」として立ち上がった瞬間だった。

・わたしがそれまで見てきた魔法の世界での箒は「当たり前にあるもの」であって、それをどうやって手に入れたのかとか、買うところがあるのかとかはわからず、魔法使いとしてただ持っているアイテムであることがほとんどだった。(ジブリ映画の魔女の宅急便では、キキやキキの母が箒を自作する描写があったが、彼女たちは人間の中に混ざって個々に生活する魔女であり、魔女独自のコミュニティや社会を形成している様子がなかった。)しかしハリーポッターは箒の存在から彼らの社会に「流通」があり「メーカー」があり、箒が需要のある「商品」であることを掘り下げた。彼らの世界に社会としての経済が機能していることへの証明だ。

・そして後に「ニンバス2000」の後継モデルである「ニンバス2001」が登場する。うわ~~~~~~~~~。商品開発が行われている!!!!!個人の力量だけに依存しない、箒としての「純粋な性能」を追求している人たちがいる!!!!!!!!実際ニンバス2001の方が2000より速い。

・マルフォイたちスリザリンチームが全員新しいニンバス2001でそろえてるのもめちゃくちゃ「あるよね」って感じでいい。チームでメーカーそろえたりね…するよね…。そんで型落ちの持ってるやつにマウント取るよね…。


・生活の解像度を上げてくれる設定ありがて~。


・お腹が空いちゃったのだけど、あと寝るだけだし我慢するか悩むな。太るしな…しかしお腹空いてるとなかなか寝れないんだよな…。

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・敗北。

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