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脳の正誤表(2024年7月28日の日記)


・シェイカーを買った。すごい。全然こっちで作った方がうまいです。ダマにならないし何だか味も均一で滑らかだ。コップで混ぜてた時は何となく水と粉が混ざっているけど別々になっている感じがあって「コナコナしている」と思ったが、シェイカーで混ぜるとちゃんとひとつの飲み物になっている。こんなのただのプラスチックの容器なのにね。100均で売ってるだろうなと思いつつもこのでかい「SAVAS」の文字に何らかの期待を持ってしまった。

・最近岸本佐和子さんの「ひみつのしつもん」を読んでいる。文体が好きだ。その中で「台風はだんだん大きくなるわけではない」と書いてあった。

・そうなんですか?

・天気図で円形が進行方向に向かってだんだん大きくなっていく台風の予想図は、規模の拡大を意味しているんだと勝手に思っていた。あの丸は台風の大きさではなく、中心がどこに来るかの予想範囲を示しているらしい。文中では岸本さんも衝撃を受けていたが、今まさにこれを読んでそれを知ったわたしにも衝撃的だった。この段落には他にも岸本さんが新しく何かを知って衝撃を受けた事柄が羅列してあったが、こういうことはもっとたくさんあるんだろうな。本来の意味とは違う認識を持っていながらも、特に改めて知る機会も無いと何となく勘違いをし続けてしまう。このレベルの勘違いって一度何らかの形で人に披露し「違うよ」と言われて恥をかかないとわかんないのかな。偶然本やネットで知ることの出来る確率はかなり低い気もする。

・わたしが最近知って驚いたのは「一姫二太郎」だ。これは子どもを産むときは1人目が女で2人目が男が良い、という謎ことわざだが、わたしはこれを子どもは女が1人と男が2人がちょうど良い、という意味だと最近まで思っていた。

・wikiにもはっきりと女1人男2人という解釈は間違っている、と書かれている。こんなのわざわざ調べないからわからないですよ。でもよくよく考えれば謎である。こういうところに疑問を感じたいなと思う。よく考えれば意味がわからないことって意味を知りたすぎるからな。AIが発達したら脳に繋げて正誤表を出力できるようになってほしい。

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