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突然ベッド(2023年10月29日の日記)

・土曜日が朝6時から活動してなんやかんやで夜中の2時過ぎまで外にいた。そして今日はピアノの本番だったのでぐんにゃりしている。

・リハーサルが昼からだったのが幸いしたな。スーツを着るとより腰回りの質量が減ったのが確認できる。しかし肩回りはそんなに変わっていないので変わらずちょっとパツッとしており、両手を交差させるような動きがあると背中の方で不穏な引きつりを感じる。もっと力をかけると裂けるな、という不穏さだ。

・不穏と言えば、土日と合わせて車の移動が6時間くらいあったので、ミステリーを一本聴き終わった。全編を通して不穏、そして薄暗~い雰囲気でシチュエーションはいいな~と思ったけど、ちょっと微妙だったな。「ん?」という疑問に対し斜め上の解答が出てきて「あ~、まあ……」という腑に落ちなさがまきびしのように散らばる。

・舞台と登場人物の必然性みたいなのもあまり無かったのかな。現実に事件が起きたら集まる人の必然性なんて無いだろうし、リアルと言えばリアルなんだろうけど、物語というすべて作者の作為で進むものをわざわざ作るなら、ある程度「なぜこの場所なのか」、「なぜこの人物たちなのか」みたいなところにもう少し理由が欲しいところではあった。人物の背景が語られる時、本人が「これは事件には関係ないが」と言っていても、謎が進むにつれて何らか重要な意味があったりするものだけど、「本当に一切何にも関係ない」というパターンは初めてで驚いた。まじで関係なかったのか。

・物語は読み手を気持ちよくさせるためだけにあるわけではないけど、ミステリーの体を取るならある程度は「腑」に落としてほしさを感じてしまう。これはわたしのエゴイズムかも。

・レビューを見たところ似たような感想の人がちらほらいた。感じた違和感をきれいに言語化できている人が多くてすごい。この間聴いた「汝、星のごとく」も個人的にはいいな~と思ったけどレビューを見ると色んな意見があった。わたしもラストはちょっとこすられ過ぎた展開だとは思った。本は特に人の感性とか好みに評価が左右されるからある程度は仕方ないよね。


・リハーサルと本番の間が3時間くらいあり、ホールが実家の近くだったので帰った。ぼんやりする予定が突然閉店間際の家具屋に行くことになってベッドを買った。

・え???????

・何か展開が急だったから今頃びっくりしているんだけど、わたしはベッドを買ったらしい。

・わたしのマットレスが歪みまくりクッション部が陥没して骨組みが触ってわかるくらいになってしまっているのは最近の困りごとで、マットレスだけ買い換えようとネットを調べていた。しかし物が大きいので、配送の関係とか、古い方をどう処分するかとか、色々考えることが多くて面倒になっていた。

・閉店セールの家具屋にはベッドごとマットレスが置いてあり、まるごと買えば配送も引き取りもしますよと言われて、じゃあと決めてしまった。

・まあ買ったことは別にいい。3日の金曜日に配送に来るらしい。

・片付けめんどくせ~~~~~~!!!!!!!!

・ベッドを入れるということはベッド周りを片付けないといけない。おそらくある程度分解されて部屋の中で組み立てるだろうから、そのスペースを開ける必要がある。

・面倒すぎる。

・マットレスだけなら持ってきて置くだけだが、ベッド……何だかより面倒なことになってしまった。家族が手伝おうかと言ってくれたが、単純な掃除だけではなく、物を片付ける必要があるのでむやみに見られたくないものとの選別などが難しい。目につかない場所へしまうにも、しまう場所にはさらに別の見られたくない物がすでに入っている場合もあり、堂々巡りだ。とりあえず次の週末までには何とかしないといけない。

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