精算機の立場に寄せて(2024年4月24日の日記)
・さっき風呂に入ろうとして、鏡で自分の顔を見たらいつの間にか外に出ていた。
・走ろう。
・小雨の中を寝巻きのスウェットのまま全力疾走した。80メートルくらい走ったところで急に肺に痛みが出て歩いた。また走る。急に走り出したから左膝に痛くなった。それから20分くらい家の周りをよぼよぼと歩いた。
・眼鏡を置いてきたのでぼんやりとしか景色が見えないが、知ってる道なので特に困ることはない。逆にぼんやりしている方が今日はよかった。普段はちょっと不気味に思う薄暗い公園の横を通っても何も思わない。街灯がぼやけて大きく見えてきれいなくらいだ。昼間はさすがに裸眼で出歩いたりできないけど、夜は車も少ないし人もいないから気を付けるべきものがほとんどない。
・川の音がしたから見に行こうと思った。思いのほか距離があったのと左膝が痛んだので見に行くのをやめた。筋肉の衰えを感じる。
・途中にあった民家のカーテンが開いていて、暗い居間が見えた。奥の部屋から明かりが漏れている。そこには人がいるんだろうな。隣についている擦りガラスの窓が明かりに照らされている。人がいる。
・外には人がいないけど、家の中にはたくさんいる。当たり前なのに変な感じだ。こうやって世界の隅々までに「細部」がある。ドアの向こうに人がいる。それがたくさんあってそれぞれが生きている。みんな思うことなんだろうけど、わたしもたびたび考えてはぞっとしている。無限すぎる。
・夜にちょっと具合がよくなったからといって急に走るのはよくないし冷静になると何で走ったのかもわからない。何かを進めたかったんだろうか。
・もうすぐ4月終わるじゃん。
・駐車場料金の精算機を使ったら、清算完了した時の音が明らかにマリオのコイン獲得SEでびっくりした。精算機側の立場にそこまでしっかり寄せてくるとは思わなくて。
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