見出し画像

ドレッシングの幻影(2024年7月24日の日記)

・昨日予告した通りモツ鍋を食べてきました。写真は無い。その他にもいろいろ食べたはずなのに一枚も写真が無い。わたしが今日本当にモツ鍋を食べたかどうかはまったく証明できなくなっている。しかし拾い画の可能性だってあるわけだから、何らか写真が貼られていても別に証明にはならないんだよな。とりあえず食べました。

・結局うまかった。記憶の中のモツ鍋はさすがに美化されすぎていて越えることは無かったな。モツは煮られてやわらかくなっていたが、それでもモツモツしい歯ごたえはある。でも焼きよりは全然いいな。鍋の味がついているから噛んでいる間ダイレクトにモツの味と向き合わなくて済む。焼肉のモツは噛んでいる間ずっとモツに向き合わないといけないからな。もうモツ食うなよ。

・モツがうまいというよりは、モツの味が広がった鍋がうまい。鍋は本当にうまかった。シンプルな寄せ鍋だったがモツから動物性油がほどよく出ていてうまみの輪郭をより深めている。あの出汁で煮られたキャベツを無限に食べたいな。

・今日は記憶のモツ鍋を辿りにいったわけだが、それ以上に新しいうまいものの記憶が出来てしまった。

・ドレッシングだ。

・日記にも何度も書いているが、わたしは生野菜が嫌いなので、サラダが嫌いだ。しかしコース料理とサラダはズッ友の契約を結んでいるので避けては通れない。いつも心の中では地団駄を踏みながら、表では何てことないふりをしながら修行の心持ちで口に突っ込んで咀嚼している。目標をセンターに入れてスイッチ。サラダを口に突っ込んで咀嚼。

・だが今日出てきたサラダはドレッシングが劇的にうまかった。シーザードレッシングっぽいけどそれだけではない感じ。こういう時に料理が出来る人だと何の調味料が入っているのか目安が付くんだろうけどそんな能力は無いので「うめ~~~」と馬鹿みたいに野菜を食べていた。本当に今まで食べたドレッシングの中で一番うまい。あれなら生野菜も食べられそうだ。

・数年前のモツ鍋の幻影が消えたと思ったら、今度はドレッシングの幻影が生まれてしまった。店のオリジナルなのか、市販のものなのか……聞いてみればよかったな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?