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纏うタイプの(2023年8月27日の日記)

・出先にちいかわのポップアップショップがあった。ちいかわのグッズは買ったことがなかったけど、ハチワレのボールペンを買ってしまった。そこまで派手なキャラグッズという感じではなくてかわいいぞ。

・小さめのぬいぐるみがたくさん並んでいる中で、モモンガの転生前の姿と噂されている「でかつよ」がいて笑った。これをぬいぐるみにして買っていく人いるのかな。しかしちょっと見ていたらだんだん欲しい気もしてくる。モモンガとでかつよを一緒に並べておきたい気がしてくる。でかつよってデザインすごいよな。完全に「ちいかわ」の「小さくてかわいい」の対になるように作られた存在という感じだ。名前も対義語だし。「でかつよ」って。

・でかつよがちいかわから離れた存在であればあるほど、そのガワを脱ぎ捨てたモモンガが際立つ。でかつよは本来この世界の食物連鎖でいったらちいかわたちよりも上位の存在だと考えられるのに、それでも「小さくてかわいい」方が良いとモモンガは思ったわけだよな。

・しかしモモンガの「欲しいものは手に入れる」という性格上、でかつよの姿でいた方がその欲求は叶いやすかったんじゃないか?と思う。モモンガの姿になっても、基本行動が「奪う」なのが、過去の姿をよく表している。

・今連載している暗黒大陸編のセイレーンと人魚たちに見るように、彼らが今暴れているのは仲間を捕食されたから、というバッグボーンがあるとはいえ、それ以前からある程度の暴力性をかざすことで島民から食料を強奪していた描写がある。

・ちいかわたちの中にはラッコのように戦闘能力の高い個体もいるが、ほとんどが非戦闘員だ。ちいかわやハチワレのように武器を装備していても、圧倒的な脅威の前では気休めでしかない。

・とするとモモンガは「でかつよ」時代に、暴力をもってして手に入れられるものは大方手に入れたのだろう。今度はでかつよの姿では手に入れられないものが欲しくなった。それが「小さくてかわいい」ものになって他者からかわいがられること、だったのかもしれない。圧倒的力を捨てて、時にその命を脅かされるような状態に身を置くことになっても、かわいがられたい、かわいいものとして生きたいという欲求が何よりも強くなり、何らかの方法で今の姿になった。

・モモンガが「でかつよ」から「ちいかわ」になったと(予想では)言われているのに対し、「あのこ」はおそらく「ちいかわ」から「でかつよ」になった個体だと(予想では)言われている。

・それが本当だとしたら、モモンガが愛でられることを望んだように、あのこは蹂躙することを望んだということだろう。

・「ちいさくてかわいい」だけだと生き残れない世界で、「ちいさくてかわいい」からこそ得られるものもある世界。現実にもあるよな〜。

・会計の列に並んでいたら、全身をちいかわのグッズで固めた夫婦が前に立っていた。帽子、Tシャツ、鞄、靴、すべてにちいかわがいる。纏うタイプのファンだ。

・Tシャツがかわいかったのでどこで買ったか教えてほしかったな。しかし、この人たちはちいかわにハマる前は何にハマっていたんだろう。特に何もなく過ごしていて、突然ちいかわという落雷に打たれたのだろうか。もし以前は違う作品のファンだったのだとしたら、その時も纏うタイプのファンだったのか。

うまい

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