ヌガーはだめだ(2023年10月28日の日記)
・早起きして山奥へ行ってきた。道中の山道ででっかいたぬきがガードレールに寄せられていた。やはり山には野生のたぬきがいるらしい。山の中にいればいいものを、こうして道路に降りてきて車にひかれている。このあたりは民家も少ないので、降りてきたところで何か食べ物を得られるわけでもなさそうだ。この時期なら木の実なんかもあるだろう。
・今住んでいる場所は畑が少ないので見かけないが、実家の周辺では道路を横断するふさふさの毛虫がよく出没していて、横断しきれず車にひかれて地面の跡になっていた。この毛虫の不思議なところは、道路を跨いでより食べ物の多い畑に移動しようとしていたのではなく、食べ物の多い畑から何もない畑に移動しようとしていたのだ。その場に留まっていればたくさん食べられて成虫になれたろうに、新天地を求めた結果夢半ばで倒れることになった。毛虫の視力がどんなものかはわからないが、おそらく対岸の畑が不毛の地であることはわかっていなかったのだろう。新天地を求めて海に繰り出した人類に似ている。その人類の様子も、さらに上位の存在からすれば「そっちに行っても何もないのになあ」と思われていたのかもしれない。
・メルカリでずっと動向を見ている中古楽器がある。引き取り場所が遠く、時間が取れないので様子だけ伺っていた。すぐ売れてしまうかなと思っていたがなかなか売れないみたいだ。値段は下がったり元に戻ったりを繰り返している。楽器は良いものだと思うものの、やはり100万越えの取引をメルカリで行うことにみんな身構えてしまうのかな。試奏も受け付けますとあるが、コメントは少ない。うっかり買い取り手続きをしてしまう夢を見て起きた時に寝ぼけつつも慌ててメルカリを開いて夢であることを確認した。布団でうとうとしながらメルカリを見て買ってしまった可能性は十分にある。
・ハロウィン仕様のチロルチョコをもらった。3つのうち2つはいちご味とミルク味だったが、3つ目にコーヒーヌガーが来てしまい、瞬時に「ヌガーはだめだ」とティッシュに吐き出した。キャラメル系は矯正治療の天敵なので……。パッケージをよく見たら横に小さくヌガーと書かれていた。無駄にヌガーを消費してしまったな。
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