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選ばれしかたつむり(2023年9月25日の日記)

・23時くらいに「日記書かなきゃ……」と思いながらベッドで目をつぶってしまい気づいたら3時だった。

・感染症の中でたくさんの大手会社がリモートワークになっていたが、最近アメリカではオフィスへの完全復帰や週2日は出社するように要請する動きがあるようだ。社員から反発が多く、全社員の半分が辞めてしまったところもあるらしい。もうリモートワーク革命も終わりなのかね。

・リモートワークなら、ネット環境さえあればどこからでも仕事ができるから地方や離島に引っ越してしまったなんて人は確かに反発するだろうな。会社によっては「80キロ圏内」の人に出社を要請しているところもあって、こういうところは遠方へ引っ越してしまった人は免除になるってことなのか?

・というか80キロ圏内って広くないか?アメリカ規格だと隣の市くらいの感覚なのか?

・出勤や出社の時間は地味にストレスだ。会社では人の目もあるし、自宅で自由に仕事が出来ることを喜んでいた人にとっては一大事だろう。でもリモートワークが完全に良かったかというとそうでもなくて、ある程度他人の目が無いと集中できないような人はなかなか成果が上がらないといったことがニュースになっていた。

・リモートに向いている人と向いていない人は確実に分かれる。どちらが有能かとかでもなく単に性格や特性の問題なんだよな。わたしも心ではリモートを求めているものの、実際に年単位でリモートとなった時にきちんと仕事ができるのかわからない。職種による側面もある気がする。今はもくもくと作業をする期間もあるから、そういう時期はリモートにしても生産性は下がらないかも。

・出社を要請し始めた会社の偉い人が「製品チームやエンジニアチームが顔を合わせると、ただ同じ部屋にいるだけで多くの問題が解決してしまったことに驚いた」とコメントしていて、確かにそれもそうだと思う。リモートだと何か問題が起きた時に、まずチャットやメールをして相手の返信を待つ必要があるから、初動が遅い。電話やzoom会議を緊急で開くことも出来るが、最初から同じ場所にいればすぐ解決するようなことは多いだろう。わたしも一週間ほどリモートをしていた時は同僚から返信が無いと進められない、みたいなことが何度かあった。同じ場所にいれば「これで良い?」「良い」の数十秒で終わることだ。メールやチャットだけでは伝わりにくい表現もあるし、そもそも一発で伝わるように内容を精査するのも時間がかかる。リモートは効率が上がる時と下がる時が両方あって、どちらがより生産性が高いかを考えないといけない。

・日本でも都心の大企業に勤める人が、完全リモートになって地方へ引っ越しました、なんて話を読んだ時に、うらやましい反面思い切りが良すぎて怖くなってしまった。半永久的にリモートと決まったわけでは無いし、現にこうして出社復活の流れが出来ている。まだ借家や賃貸で仮住まいをしていた人ならまだしも、家とか土地とか買っちゃった人は、今どうしてるんだろう。

・たまに「フリーランスになりたくないの?」と言われる。なりたいかなりたくないかで言えば正直なりたいよね。でもそれは「出社したくない」「好きに仕事がしたい」「寝たい」みたいな、今の就業形態のマイナス面を都合よく解決してくれると思っている節があるからだ。実際は生活リズムが乱れたり、仕事が無かったり、逆に食べていくために仕事漬けになって不眠になったりする可能性は全然あるし、ちゃんとフリーランスでやっていけるのはそもそも仕事へのモチベーションも高い人も多いと思う。今のマイナスから逃れるためよりも、さらに自分の仕事をプラスにするために、という意識を強く持っていないと続かないだろう。

・そう考えるとおそらくわたしのような人間はある程度時間を決められて会社に縛られている方が良いんだと思う。経理や税務もやらないといけなくなるし、フリーランスって世間が思うほど良いものでは全くない。

・毎日嫌だな~と思っていても、毎月振り込まれる定額の給料に勝る安心や向上心が今のところ無い。

肉眼で見た方がきれいだった

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