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代償のでかいジーニー(2022年6月19日の日記)

・天気はいいけどそれはそれとして気圧は変動するので死んでいた。久しぶりに何もない休みだったし、知人が演奏会に乗るから見に行こうと思ってたけど全然無理だったな。急に立ち止まるとそれまでの疲れが波になってやってくるから走り続けないといけない。

・頼まれていた宣伝のデザインを昨日見せたら褒めてもらえた。知人が他の人にわたしを紹介してくれる時も「今はデザイナーだ」と言ってくれた。デザイナーなんだろうか。デザイン会社勤めなわけではなく、ただ職場で編集やデザインに関わることを引き受けている、という感じなので自分では微妙だ。デザイナー、という言葉に気恥ずかしさやむず痒さを感じてしまう。しかしそれで給料をもらっているのだから、デザイナーなんだろうか。

・それで言ったら前職はエンジニアということになる。5年働いても「エンジニアでした」とは言えないな。それだけの仕事しかしなかったということかもしれないけど。


・インスタで流れてきた「細目→開眼のかっこいいキャラクターまとめ」を見ていたら、6人目くらいに魔人ブウが出てきて3度見くらいしてしまった。え、魔人ブウ!?

・それまで市丸ギン(BLEACH)とか不二周助(テニスの王子様)とかリンヤオ(鋼の錬金術師)だったのに魔人ブウ!?

・というか魔人ブウが細目なのはただ単に肥満で頬の肉が目を圧迫しているだけなのではないか。ホンジャマカの石塚さんと同じ感じじゃないのか。いまだに衝撃の余韻が残っている。


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・どこへ行こうと言うのかね。

・夕方になったらやっと体調がマシになってきたので何か食べようと思ったらこれだ。袋をバーンしてしまった。まだこの程度で済んでよかったな。


・「犬王」を見た。

・歌や映像ももちろんよかったけど、民衆や高貴な人々をどれだけ虜にしても、帝や朝廷には逆らえず時代の波に飲まれてしまうところが個人的には一番よかったな。そういう時代だから……逆にこれで「人気だから帝も朝廷も黙らせられました!」って言われたら興ざめしてしまうところだった。芸術にはそういう力があるけど、全人類にその力が及ぶわけじゃないからさ。


・わたしが一番怖いタイプの目玉が出てきてしまってびっくりした。

・これ。怖すぎる。スクリーンに大写しになった瞬間声が出そうだった。わたしが悪夢でよく見るやつに似すぎていて……。

・しかしこんな見た目なのに意外と理性がしっかりしていて驚いたな。犬王の父親の願いを聞いているし、約束を反故にしようとすれば等しく罰を与えていた。犬王の呪いも亡霊の声を聞いて芸を極めれば解けていくしな。完全に呪いのアイテムでしか無いのにやってることはほぼジーニーじゃないか?代償のでかいジーニー。

・てっきり犬王の才能に嫉妬するのはずっと父親に厳しく指導されていた兄2人だと思ってたけど、犬王の成功を心から喜んでいた。こいつら父にあんだけやられておいて、ほとんど歪んでないなんて健全すぎるな。

・そもそもこの時代にこんな見た目で生まれて即殺斬じゃないあたり、扱いは犬同然だったとしても、母親からは愛されていたのだろうか。いくら妖や魔に近い時代とはいえ、人間の腹から生まれたものがあれだったらさすがに許容されなそうではある。母親は自分の夫が芸に狂って魔に子を差し出したことを見抜いていたのかもしれないな。


・…………いや、魔人ブウ!?!!?

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