羽虫の理性エビフライ(2023年3月22日の日記)

・あ！見て！

狂った羽虫

・羽虫が狂ってる。

・羽虫がｷﾞｭﾝｷﾞｭﾝ回ってるところを見ると命燃やしてるな〜と思ってしまう。でも人間ももっと上位の存在からは命燃やしてるな〜と思われているのかも。そもそも羽虫より人間の方が上位だと思っている時点ですでに傲慢かもな。

・羽虫に理性ってあるのかな。たしか大量の羽虫が柱になって回っている時は、1匹の雌を追い回してるからだけど、実際その柱の中に雌はいなくて、完全に虚無の場所を狂ったように回ってるだけらしい。本当か？とは思うけど、それが本当ならかなり虚しい生命体だ。食物連鎖としては重要な位置にいるはずだけど、数はめちゃくちゃいるんだからもう少し建設的な進化を遂げてもいい気はする。でもあの数の多さで建設的な進化を遂げたら大繁殖して地球は羽虫に覆われるかもしれないか。それは嫌すぎるな。

しだれてる

・しだれた桜を見にきた。

・日本の桜内で圧倒的なシェア率を誇るソメイヨシノさんは今週末くらいが満開らしいのだけど、天気予報は軒並み雨だ。ソメイさんもびびってるだろうな。「えっ、自分今年花見されないんすか！？！！？」って。雨の中の桜もまたいいものだけど、そんなに都合よく屋根のある場所から桜が見れることも少ないしなあ。

・というかソメイヨシノって人名すぎない？フタバスズキリュウより人名だ。この品種を売り出した時に吉野山の山桜と差別化したくて地名の染井をつけたらしいから、人間がモデルなわけじゃないのにこの人名感。わたしが染井って苗字だったら子どもには吉乃って付けてしまうよ。

・白い照明を当ててるからかわからないけど、この桜妙に埃みたいだな。

・駐車場から桜までの道が暗いので、地面に誘導用の照明が点々と埋まっていたんだけど、暗闇に浮かぶ灯りが道を示してくれる様、思った以上に「天国への道」でうけた。死後別世界に導かれる時に通る道すぎる。

・このでかいしだれ桜のある公園、今住んでいるアパートの目と鼻の先にあるのにこんなことになっているとは全然知らなかった。住み始めて5年、近くの大学に通っていた年数も合わせると10年近くこのあたりをうろうろしていたのにね。一緒に見た知人に「散歩とかで来なかったの」と聞かれたが、散歩はもっぱらこの公園の外周を周っていた。今思えば何で中に入らなかったんだろう。

しっぽ太ない？

・エビフライみたい。

なんか食べてる

・公園に住み着いているせいか人間には慣れていたものの、ずっと何か食べている。この後違う茂みに頭を突っ込んだと思ったら、明らかに何か動物性のものを食べているような水音がしたのでゆっくり離れた。