食物の所有権への本能(2022年11月17日の日記)
・コップ割った〜〜〜〜〜〜。
・いつかはやると思っていたけど、やってしまったな。まだ中身が入ってるのを床にこぼしたとか、客にかけたとかじゃなくてよかった。洗ってる時に落ちた。ガラスが割れた時の破裂音て普段あまり聞かないから心臓に悪い。みんなプラスチックのコップにならないかな。
・少しずつ酒の作り方も覚えてきた。急に注文として飛んでくるとわけがわからなかったが、メニューを見ると、カシスの欄にカシスソーダ、カシスジンジャー、カシスウーロンと並んでいて、ピーチの欄にもピーチソーダ、ピーチジンジャー、ピーチウーロンと同じ分岐が並んでいる。カシスやピーチなんかの味の核が変わるだけで、それを割る飲み物はだいたい同じだ。こういう規則性があるってわかればだいぶ頭がすっきりする。カクテルでよくある、名前だけだと何が入ってるのかわからないやつがほとんど無い店なのは助かる。シンデレラとかシャンディガフとかだったら全然わからん。
・ジントニックってジンとトニックなのか。
・トニックウォーターを初めて飲んだけど、すごいアメリカって感じの味だ。炭酸が強くてジャワワワワワとなる。
・口の中が大戦争になるから基本的に炭酸が苦手なんだけど、それでも昔よりは全然飲めるようになった。強炭酸はきついけど、飲めなくはない。口内の感覚が加齢でにぶってきている?
・お腹空いてる時に食べ物運ぶのしんどいだろうなと思っていたけど、案外そうでもない。運んでるのは食べ物だけど「自分が食べていいものじゃない」ってわかってるからだろうか。コンビニやスーパーなんかはお金を払いさえすれば自分のものになる可能性がある食べ物たちだけど、仕事で運んでいる料理はすでに他人が支払いをすることが決まっている料理だから、根本的に「自分のものではない」という気持ちが働いている気がする。逆にテーブルに残っている刺身を見ると普通に食べたいと思う。残されたものは所有権を放棄されているからだろうか。何だこの本能。
・出されたものや頼んだものは全部食べねばならないという気持ちがあり、わりとみんなそうかと思ってたんだけど、思った以上に料理を残していく人は多い。コース料理の大皿なら残っているのは理解できるけど、単独で注文した料理をどの皿も少しずつ残していく人もいて、これは本当に不思議だ。食べ切らないうちから次の料理を頼んで、結局残す人がいる。でもこの感覚は本当に人それぞれなのかもしれないな。もったいないなと思いながら、一番大きい皿に残飯をまとめている。
・帰るのが遅いから何にもできてないな。意外とチラシとかロゴとか作るべきものが溜まっている。てんてこまいだな、と感じる。
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