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オタクとオタクのせめぎ合い(2022年6月26日の日記)

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・行ってきました。

・最終日に滑り込み決められてよかった〜。土日は時間入場制だから、逆に待ち時間が少なくていい感じだ。17時入場の回だったのでその前に他のところにも行きたいなと思っていたら、東京に着いたのが14時だった。朝起きられなくて。

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・回るワニを見ました。

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・口でっけ〜〜〜〜〜〜。

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・いっぱいいる。モーターのケーブルがすごいことになっていた。ケーブルのジャングル。

・作者のタムラサトルさんが「ワニが回ることに意味はありません」と言っているの何かいいなと思った。ブルーピリオドなんかを読んでいると、やはりとかく美術の世界は、常になぜ今そのモチーフでその材料で自分が作らないといけないのか、という意味を考えて制作をしている。その作品が実体を持って存在することへの意味は何なのか、この現代であえて自分がそうする意味は何なのか。

・美術鑑賞においても、人は絵画や彫刻、インスタレーションなどからさまざまな作者の意図を見出そうとする。しかし、ワニが回る理由はとくに無いのだ。このたくさんのワニたちは、まったく意味も無く回っている。

・意味が無いことが意味なのか。

・「意味は無い」と言うことで、鑑賞者を考えること、見出すことから解放する。それがこの作品の意味になっているのかな〜。

・作者が「意味が無い」と言う以上、全部わたしの妄想だ。もともと美術品への個人の見解なんて全部妄想だけれど。

・昔の画家が考えていたことなんて大体は「生活費がほしい」なんじゃないかと思っちゃうけどな。


・駅まで歩いていたら、蚤の市をやっていたので覗いてみた。アンティークのパーツや写真、服なんかが売っている。併設されたビルにレストランエリアがあり、海鮮の店があったので入ってみた。

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・あっ!?ほんとにここ?

・時間が遅かったのもあるがフロアは薄暗く静まり返っており、全然関係ないビルに迷い込んでしまったのかと思った。

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・店はやっていた。おいしい。最後にお茶漬けにできるのもおいしい。お通しで刺身を出してくる店をわたしは全面的に信じる。


・16時半くらいに最寄りの水道橋駅につくと、何か様子がおかしい。しばらく違和感に気付かなかったが、同じTシャツを着ている人がいっぱいいるのだ。東京ドームでラブライブのライブを見にきた人々とぶつかってしまったらしい。オタクとオタクのせめぎ合いが始まる。

・どこからドームの敷地に入れるのかわからずうろうろしてしまった。右も左もラブライブの中、何回も「場所あってるよな?」と確認しながら進むと、だんだんそれらしい看板やのぼりが見えてきて安心する。会場のギャラリーアーモ周辺はドームの麓ということもあり、ゴールデンカムイのオタクとラブライブのオタクで二分されていた。数では圧倒的にラブライブの方が多いが。

若干ですが展示のネタバレあります。赦されし者のみ進まれよ。




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・わあい。

・オタクは心が強いのでひとりでも内心でキャッキャしてしまう。展示内はほとんどが撮影OKで驚いたな。個人的には写真OKだと撮ることに神経がいってしまい今目の前にある展示に集中できないので「どうせ図録に全部載ってるだろ」と希望的観測のもと写真は最小限にした。

・ひとりひとり人物紹介があるが、解説文に「当時、金塊争奪戦に参加した〜」と書いてあって、当時……!!!とテンションが上がってしまった。現実と一続きみたいな表現いいね〜〜〜〜〜。作品内での当時ってことなのかもしれないけど、実際にあった出来事の展示という感があってよい。このドライブ感をもっとくれ。

・服とか小物の本物や再現物があるのもいいな〜〜〜。

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・三八式歩兵銃があってキャッキャしてしまった。

・ときおりある野田先生のコメントもよい。

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・このシーンは自分で読んでいても「タイトル回収のサービスだ〜〜〜」と思っていたので、先生のコメントで「これはサービスです」って書いてあって嬉しかった。

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・ここに永遠にいたいというみんなの気持ちがひとつに。

・まだ単行本になっていないクライマックスは撮影禁止だったけど、そこの展示も良かった。

・展示を見終わってTwitterを開いたら、知人が「今来ている」とツイートしていて爆速で連絡してしまった。長い会期の中で同じ日の同じ時間帯に鉢合わせることがあるのか。

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・一緒にラーメンを食べる。オタク語りが楽しくて感動した。

・この上に乗っている海老のカリカリを一生食べていたい。うますぎる。

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