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ブロッサムジュニア高島教室の時間の考え方とは?

時間の構造化

 時間の構造化とは、いつ、何をするか、1日のスケジュールや特定の場所で行う活動などを、文字やイラスト、写真などを用いて提示することで、見通しを立てやすくしたり、何度も確認することで安心感を促すことをねらいとしています。

 ASDに代表される発達障害のある子どもたちの多くは、先の見通しが立たないことで、「次に何が起こるのだろう?」という不安や「何か嫌なことが起こるのではないか」と考えてイライラの高まりにつながる傾向にあります。全体のスケジュールを提示することで、そのような不安やイライラの喚起を予防することが可能になったり、活動の予測が立つことで安心につながったりする場合があります。

 言葉で聞いた指示は、時間が経つと忘れてしまう可能性があるのに対して、文字やイラスト、写真などを用いて時間を構造化することで、何度も確認が可能となり、忘れたときに誰かに確認したりしなくても、自分で解決することが可能になります。

 予定の変更の可能性や、特別なイベントの予定なども、あわせて提示することによって、急な事態に対して混乱することを避けられるかもしれません。

 さらに、私たちもスケジュール帳に仕事の予定を記入して管理したり、大変な仕事が続いているときにはその後の楽しみな用事を励みに頑張ったりすることもあるのと同様に、大人になってからも活用できるスキルを子どものときから習慣づけることができるというメリットもあります。

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