2021年3月23日のKOCOラジの放送内容です
2021年3月23日(火)
みなさん、こんにちは!倉嶋桃子です。
お休みの日、近所を自転車で走っていると、目の前にひらひらと二匹「モンシロチョウ」が飛んできました。仕事のときにはほとんど外に出ないので、気がつかなかっただけかもしれませんが、今年になって初めて見かけた気がします。
住宅街や、花壇の上、公園、畑、野原、など都市部でもよく見る「モンシロチョウ」。
蝶の中でも身近な蝶の代表ともいわれ、日本全国に生息しており、春から晩秋まで比較的長い期間活動しているそうです。
ただし、長く活動するとはいえ、成虫の平均寿命は10日間ほどということなので、一匹の成虫が季節をまたいで活動するということではなく、年に5〜6回世代交代しているとか。
つまり季節ごとに次の新しい成虫の「モンシロチョウ」を見ているということになります。
ちなみに、飛び回っているモンシロチョウのほとんどがオスで、交尾をするためメスが羽化するのを待っていて、メスは産卵にエネルギーを使うためあまり飛び回ることはないそうです。
成虫のモンシロチョウが好む花は、アブラナ科の菜の花、ブロッコリー、ナズナ、クレソン、コマツナ、キャベツ、ダイコン、カラシナ、ワサビなどで、幼虫も同じアブラナ科に属する植物の葉を食べます。
なぜ、モンシロチョウの成虫や幼虫は、このアブラナ科の植物を好むのかというと、これらの植物の中には、昆虫を寄せつけなかったり、病気に対処するための成分として、「カラシ油成分」と呼ばれる硫黄化合物が含まれていて、モンシロチョウの幼虫以外の昆虫たちにとって、天然の殺虫剤のような効果があるため、限られた昆虫しか寄りつきません。
モンシロチョウの幼虫はこの成分を体内に入れても毒にはならず、排出するということができるため、他の昆虫たちと餌を取り合うことなく確保できるので、モンシロチョウは、このカラシ油成分の香りを嗅ぎ分けてアブラナ科の野菜に集まってきて蜜を吸ったり、卵を産み付けたりするそうです。
このからし油成分は、アブラナ科の野菜を食べたときに感じる辛味成分のことで、人間にとっても、殺菌効果や抗がん作用がある注目成分と言われています。
身近によく見るモンシロチョウも、生存率をあげるために“様々な進化をして生きている”ということを思い出しながら観察してみるのも面白いものですね。
さて、今回の放送内容ですが、「般若心経の生みの親、三蔵法師のお話」をテーマにお届けいたしました。
特設サイトでは、ココラジで毎週放送している「Blooming Days PLUS -日々是好日-」をはじめ、毎週月曜日に放送しているFMひがしくるめの番組「Blooming Days -日々是好日-」、ラジオでは放送していない「放送後記」や「放送予告」も、ポッドキャストでお聴きいただけます。
従来のPodcastは、著作権の問題で音楽を除外したトークのみのものでしたが、クラウド音楽サービスを利用することによって、ラジオ放送と同じ構成で、トーク・番組内でかけた音楽、両方をお聞きいただくことが出来ます。
お聞きいただくには、アプリのインストールが必要ですが、無料のプラン(Spotify Free)でお聞きいただけます。 期間限定でもなければ、登録にクレジットカードも必要ありません。
ぜひアプリをインストールしてお聞きください。
また、番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。
「試してみたよ」「作ってみたよ」といった番組で取り上げた内容のご感想、みなさんが感じる幸せのひとときなど、ぜひお聞かせくださいませ。
特設サイトのメッセージボード、または、KOCOラジの メッセージフォームにて、皆様からのメッセージ、ご感想をお待ちしております。
今週もみなさまにとって素敵な1週間になりますように。
倉嶋桃子でした。
<参考資料>
モンシロチョウは最も身近な白いチョウ。畑で多く見られる理由とは?
https://www.nature-engineer.com/entry/2019/11/16/090000
アオムシが発生する原因とは?アオムシの退治方法と予防方法https://fumakilla.jp/foryourlife/279
昆虫VS野菜?!昆虫との生存競争の果てにダイコンが生み出したものとは・・・
https://aissy.co.jp/ajihakase/blog/archives/12942
5分でわかるモンシロチョウの生態!卵~幼虫~さなぎ~成虫と一生を解説!
https://honcierge.jp/articles/shelf_story/6534
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?