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2021年4月6日のKOCOラジの放送内容です|Blooming Days PLUS -日々是好日-|倉嶋桃子

2021年4月6日(火)

みなさん、こんにちは!倉嶋桃子です。

久しぶりに本屋さんへ行ったときのこと。

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雑誌コーナーに目を向けると雑誌「暮らしの手帖」がありました。

この「暮らしの手帖」は、1948年(昭和23年)に『美しい暮しの手帖』として創刊された総合生活雑誌で、“主婦のバイブル”と呼ばれ、お料理のレシピ、手芸、工作、ファッション、季節の話題、医療・健康関連記事、商品テスト(実証実験)などが盛り込まれていました。現在でも、基本のコーナーやコンセプトは変わらないものの、商品テストのコーナーはなくなっているようです。
ちなみに、この「商品テスト」というコーナーでは、台所用品から家電に至るまで、企業からの提供商品ではなく、編集部員が買ってきた物で実際にテーマに沿ったテストを行い、出版社には台所や洗濯室などが備えられ、徹底的に分析して記事にしたいたという人気の特集だったとのこと。

現在の「暮らしの手帖」に変わったのは、1953年(昭和28年)です。

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実は、この雑誌は母が定期購入していたもので、いつも目にしていましたし、読んだこともあったのですが、最近はすっかりご無沙汰でした。

久しぶりに手に取り、ページをめくると、


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<暮らしの手帖からの引用>

これは あなたの手帖です
いろいろのことが ここには書きつけてある
この中の どれか 一つ二つは
すぐ今日 あなたの暮しに役立ち
せめて どれか もう一つ二つは
すぐには役に立たないように見えても
やがて こころの底ふかく沈んで
いつか あなたの暮し方を変えてしまう
そんなふうな
これは あなたの暮しの手帖です
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という、懐かしい文言が目に入りました。

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これは、初代編集長だった花森安治さんが、創刊号に寄せた一文だそうですが、当時「多くの女性の暮らしを良くしたい」、「一人一人が暮らしを大切にすることによって平和な世の中にしたい」という強い思いで作られた雑誌ということで今も変わらず掲載されています。

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母は、管理栄養士の仕事をしていたこともあって、食事の面はもちろん、暮らしの中の心の豊かさや心の持ちようといったものを常に口にする人で、この雑誌をいつも熱心に読み、参考にしていました。

昨年、編集長が新しくなり、北川史織さんという方が就任されたようですが、『たとえゆとりがなかったとしても、日々をよりよく、深く満足して暮らしていくための「まっとうな知恵」を伝えたい』というポリシーを持って誌面づくりをされているようです。

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時代が進んでも、日々の不安や心配事はなくなることはなく、大なり小なりそれぞれが抱えていることかと思いますが、今も変わらず、人々に寄り添いながら日々の暮らしの事柄を取り上げ、誠実に取り組んでいらっしゃるその姿勢に、あの頃の母の面影を重ね、また購入して読んでみようかしら…と思い始めたところです。

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さて、今回の放送内容ですが、1978年池袋に「サンシャイン60」が開館した日ということで、「池袋」をテーマにお送りいたしました。

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特設サイトでは、ココラジで毎週放送している「Blooming Days PLUS -日々是好日-」をはじめ、毎週月曜日に放送しているFMひがしくるめの番組「Blooming Days -日々是好日-」、ラジオでは放送していない「放送後記」や「放送予告」も、ポッドキャストでお聴きいただけます。

FireShot Capture 449 - Spotify – Blooming Days プラス- 日々是好日[20210406]

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また、番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。
「試してみたよ」「作ってみたよ」といった番組で取り上げた内容のご感想、みなさんが感じる幸せのひとときなど、ぜひお聞かせくださいませ。
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今週もみなさまにとって素敵な1週間になりますように。
倉嶋桃子でした。

<参考資料>

暮らしの手帖(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/暮しの手帖

女性のためのバイブル「暮しの手帖」。戦後日本の暮らしを変えた花森安治さんの仕事
https://blooming-days.njs.xyz/ip5v

『暮しの手帖』新編集長就任のお知らせ 「丁寧な暮らしではなくても」──北川史織よりご挨拶
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000025712.html

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