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2021年12月6日のTOKYO854の放送内容です|Blooming Days -日々是好日-|倉嶋桃子

みなさん、こんにちは。倉嶋桃子です。

事務所の引越しと共にディレクター小出さんの飼い猫さん2匹と過ごす時間が増えました。

私が幼少期には、犬と猫を飼っていた時期もありましたが、その猫がいなくなってしまってからは、実家では保護犬をずっと飼っていたので、猫との時間はとても久しぶりのことです。

最近、この猫さんたちに餌とは別に「猫草(ねこぐさ・ねこくさ))」と呼ばれる草を与える機会があり、以前から「猫草」とは一体どういった草なのか気になっていたので調べてみました。

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猫草とは

「猫草」とは、猫が好んで食べる草の総称で、特定の草を指す言葉ではありません。

猫はイネ科の背の低い草を好み、猫草として販売される物の多くは燕麦(えんばく)や小麦、大麦など人間にとても馴染み深い植物の若葉です。

また、犬も食べられるような犬猫兼用のものも売られていて、「ペットグラス」と呼ばれるものもあります。

これら植物の若葉は、柔らかいため、食べた後お腹の中でチクチクすることがなく嚙み心地もよいため、好んで食べます。

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猫はなぜ「猫草」を食べるの?どんな効果があるの?

肉食動物である猫が何のために「猫草」を食べるのか、明確な理由はわかっていないものの、これまで推察されてきたこととして、次のようなものが挙げられます。

まず一つに、毛玉やほこりなど、胃腸の中にたまった消化されにくい物質を除去するため、次に、便秘を解消するため、他、葉酸などの栄養素を摂取するため、ストレス解消のためなど。

また、猫草を食べる効果として、腸内の寄生虫を排出しやすいように、消化管内の筋肉の動きを促進するという説も公表されています。

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最近の「猫が猫草を食べる理由について」の研究によると、草を食べて毛玉を吐くといった行動が、すべての猫に見られるわけではなく、また、胸やけなどを起こしている猫だけが食べるということもなく健康な猫も食べていることから、何かしらの意図をもって猫は草を食べているのでははないかと言われています。

しかし、あまり猫草に興味がない、または食べない猫もいます。

「猫にとって草を食べる行動は、ねずみや鳥などをつかまえる捕食行動と同類の本能的な行動なのではないか。」との説もありますが、猫を飼って20年近いディレクターの小出さん曰く、「人間がたまに生野菜を食べたくなるのと同様、キャットフードに飽きた猫たちが、ただただ単純に「草が食べたかった」という理由で食べているだけなのでは?」とのこと。

ちなみに、ネコ科の動物である野生のトラやライオンも、猫と同じように草を食べるんですね。

動物園などでは、猫草専用の畑やプランターを用意し、常に体調を見ながら与えられる環境を整えているようです。

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猫の好きな「マタタビ」とは?

猫が好きな植物には、「猫草」以外にも「マタタビ」があります。

「マタタビ」は、マタタビ科マタタビ属の落葉性のツル植物で、別名「夏梅(なつうめ)」ともいい、北海道から九州の山地で自生しています。主に粉末、液体に加工されたものや実、枝、葉そのままで売られていることもあります。

猫が食べたり匂いを嗅いだりすると、興奮したり、気持ちよさそうにしたり、リラックスした表情になったり、食欲増進効果があったりするものです。

猫がマタタビに興奮する理由は、マタタビに含まれる「マタタビラクトン」、「アクチニジン」、「β-フェニルエチルアルコール」などの成分の効果により、脳の中枢神経が刺激され、一時的に軽い麻痺状態の症状が出るためと言われています。

猫にマタタビを与えると、効果が弱い場合は数秒ほど、効果が強い場合は数分以上、陶酔したような状態が続きます。

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人間だって食べられる「マタタビ」

猫が喜ぶマタタビですが、私達人間も古くから山菜として食べていた歴史があります。
若芽はそのまま天ぷらで、実は「生または乾燥」で 「またたび酒」「粉末」「もくてんりょう」などに用いられます。

ディレクターの小出さんは以前、渓流釣りで秩父の山奥に行った際、マタタビ狩りをしている人たちと遭遇し、「マタタビの実なんて美味しいんですか?」と尋ねたところ、「某高級料亭に卸す為に採りに来ている。塩漬けにしてお店で出しているんだよ。」と教えてもらったことがあるそう。

調べてみると、マタタビに含まれている「マタタビ酸」が抹消血管を拡張し、血行促進、冷え性、肩こり、関節症などに効果があるらしく、白髪予防や、腰痛、痛風、リュウマチに効果のある生薬として使われてきた歴史があるようです。

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猫が喜ぶマタタビですが、私達人間も古くから山菜として食べていた歴史があります。
若芽はそのまま天ぷらで、実は「生または乾燥」で 「またたび酒」「粉末」「もくてんりょう」などに用いられます。

ディレクターの小出さんは以前、渓流釣りで秩父の山奥に行った際、マタタビ狩りをしている人たちと遭遇し、「マタタビの実なんて美味しいんですか?」と尋ねたところ、「某高級料亭に卸す為に採りに来ている。塩漬けにしてお店で出しているんだよ。」と教えてもらったことがあるそう。

調べてみると、マタタビに含まれている「マタタビ酸」が抹消血管を拡張し、血行促進、冷え性、肩こり、関節症などに効果があるらしく、白髪予防や、腰痛、痛風、リュウマチに効果のある生薬として使われてきた歴史があるようです。

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2021年12月6日TOKYO854の放送内容について

さて、今回は、「知れば知るほど面白い、ものの数え方の謎」をテーマにお送りいたしました。

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番組では、ポッドキャストによる配信をおこなっています。
従来のPodcastは、著作権の問題で音楽を除外したトークのみのものでしたが、クラウド音楽サービスを利用することによって、ラジオ放送と同じ構成で、トーク・番組内でかけた音楽、両方をお聞きいただくことが出来ます。

皆様からのメッセージお待ちしております

番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。「試してみたよ」「作ってみたよ」といった番組で取り上げた内容のご感想、皆さんが感じる幸せのひとときなど、ぜひお聞かせくださいませ。

それから、番組の構成上、時間の都合でリクエスト曲にはお応えできない場合がございます。ご容赦くださいませ。

今週も皆様にとって素敵な1週間になりますように。

倉嶋桃子でした。

参考資料

猫草 – Wikipedia
https://blooming-days.njs.xyz/lh8a
マタタビ – Wikipedia
https://blooming-days.njs.xyz/3009
トラに草!? | 大内山動物園【公式ホームページ】
http://www.oouchiyama-zoo.com/blog/10034/
ネコのマタタビ反応の謎を解明 -マタタビ反応はネコが蚊を忌避するための行動だった--
https://blooming-days.njs.xyz/a5cj

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