見出し画像

「なんでもない日」を「素敵な日」に。心を満たすものに囲まれたい

子供の頃、私は近所の「お姉さん」たちに面倒を見てもらうことが多かった。姉のいない私は「お姉さん」という存在に憧れていた。だからだろうか、私は、彼女たちの持ち物やお洒落に興味津々だった。

中学生の時、お姉さんのいる友人が使っていたペンケースに一目ぼれをした。それはシンプルだけど、絶妙な色遣いでとてもお洒落だった。私がそれまで使っていた犬や猫が描いてある筆箱(この呼び方が合う気がする)とは異なり、きらきらして私の心を捉えて離さなかった。ペンケースにプリントされたロゴをそっと確認すると……「午後の紅茶?何だろう?筆箱なのに?」これが私と「Afternoon Tea」との出会いだった。それからというもの、私のペンケースは「Afternoon Tea」一択だ。今も変わらずである。

ご存知の方は多くいらっしゃると思うが、「Afternoon Tea」とはざっくり言うと、衣・食・住のお洒落なライフスタイルを提案する素敵なお店である。雑貨を販売している「Afternoon Tea LIVING」、「Afternoon Tea HOME&LIVING」、カフェの「Afternoon Tea TEAROOM」は、デパートやショッピングモールに入っていることが多いので見かけたことがある方も多いのではないだろうか。私の知る限り、雑貨屋とカフェが併設していることが多いように感じる。1981年に1号店がオープンしているので2021年は40周年のアニバーサリーイヤーなのだ(私はお店で記念シールをいただいた)。


「AfternoonTea」で取り扱っている商品は、お洒落な分、少し値が張る。だから、当時の私が気軽に買える雑貨屋さんではなかった(大人になった今でもしっかり考えてから買う)。けれど、お店を見つければ立ち寄ってあれやこれやと頭の中で妄想を広げ、「いつかAfternoon Teaに囲まれた暮らしをしてみたい」と夢見たものである。

なんでもない一日が、心地よい刺激で満たされる、ふっと楽しくなってくる。私たちが大切にしているものは、そんな日常のなかのこころのゆとりです。夢を感じる商品やメニュー、気持ちの通いあうサービス、くつろぎの時間と空間。そのひとつひとつが、お客さまのシアワセのきっかけとなるように。Afternoon Teaは、きょうも新しい spice of a dayを提案しています。(Afternoon Tea ホームページより引用)

"spice of a day" ブランドメッセージとして掲げられているこの考え方がとても好きだ。手の届く贅沢で日常の中にこころのゆとりをもてるという、小さな幸せを見つけていくこの堅実さが好きなのである。

「Afternoon Tea TEAROOM」のカフェメニューも眺めているだけで楽しいので是非見ていただきたい。

訪れる度、私に新しい世界を見せてくれる「Afternoon Tea」は、ときめきの詰まった空間である。「Afternoon Tea」は、私の「#好きなスタイル」であり、この先も憧れのスタイルなのだ。クリスマスシーズンなのでそろそろ立ち寄ってみようかな。

お付き合いいただきありがとうございました。

文:彩音
編集:アカ ヨシロウ
================================
ジャンルも切り口もなんでもアリ、10名以上のライターが平日(ほぼ)毎日更新しているマガジンはこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?