映画『さかなのこ』
お魚好きで有名なさかなクンの話を映画化したこの作品。
さかなクンって、究極のオタクでありながらいつも元気でわちゃわちゃしていて、なんかとても憎めないナイスなキャラ。
主演はのんさんでしたが、天真爛漫で憎めない、まっすぐなキャラがとっても合っていて見ていてほっこりしました。
暴走族の総長達に絡まれても、ミー坊(さかなクンの役)がのほほんとして、ビクつくことなく自然に対応していたり、不良たちの喧嘩の最中でも興味の矛先はお魚さんに向いているから怖いもの知らずだったり、そして誰もがそのミー坊の興味の渦に巻き込まれていくところなど、
こんな風に、いい意味で周りに動じない「鈍感力」持ってる(さかなクンの場合はお魚以外はなんだって気にしない)って強いなーって思いました。
ここまで天真爛漫、鈍感力高くみんなに愛されるキャラになったのはやはりご両親の育て方のおかげでしょう。
映画では父親は魚に没頭しすぎることをあまりよく思ってなかったように描かれていますが、実際は映画の中のお母さんのように優しくさかなクンの興味に寄り添ってくれていたようです。
一母親として、子供に自由に好きなことだけをさせたいとは思うけれども、この母親のように子供の興味が途切れないように寄り添い、食べてみたいお魚のおかずを全て作ったり、学校での勉強ができないことを先生に指摘されても、むしろそれが個性でいいじゃないですか?と意見を言ったり、なかなかできることじゃないなーと思いました。
最後にお母さんの重大なカミングアウト!
これは完全にネタバレしちゃうのであえて言いませんが、あそこだけなんか素の「井川遥」が出てたような(カミングアウトがおかしくて仕方ないという風な感じ)で面白かったなー。
子供たちも一緒に観たので、何か感じてくれたらいいな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?