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『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』

現代は似たような製品やサービス、便利で安価な商品に溢れている。ただの「良いもの」ではモノが売れなくなる時代に入っている。

ではどこで差別化して選んでもらうか(買ってもらうか)。その答えが「プロセスエコノミー」(プロセスを売る)ということだ。プロセスはコピーできないから、それがオリジナリティになる。

プロセスエコノミーの良いところは、
①結果を出す前からお金が入る可能性がある
②孤独なクリエーターにならず、だれかと繋がって応援してもらってる感覚をもてる
③長期的なファンをつくり、ファンとともに成長できる

役立つものより意味があるもの

出来上がったものを買うだけではなくなった今、作り手の意思(何故それをやるのか?)やストーリー(どのように苦労しここまできたのか?)を出すことでプロセスそのものが唯一無二の商品となる。

そこで出来たファンがセカンドクリエーターとなってまた新しい物語が生まれ、新しい人を惹きつけ、さらに価値が高まる。
人は「どこかのグループに所属したい」という所属欲求を消費活動にも求めるようになってきた。この欲求が時代と重なって相乗的に商品の価値をも上げていくのである。

昨今、ネットゲームの実況の人気が高い。それは、ゲームしてる人の集中が切れる瞬間や、失敗したときに垣間見えるその人の隠れた部分が見える瞬間があるからだ。
すんなりミスなくやりきるものより、失敗や個性の部分に人は惹かれていくのだ。

だから、オーケストラのような正解があるようなものより、ジャズのような手探りでつくっていくようなものが受けるのだ。人はワクワクしながらそのプロセスを楽しみたいのだ。

またプロセスエコノミーでは、そのプロセスの中に多様な人が楽しく参加できる役割があったりする。例えばBBQの時などは、作る人だけでなくお酒を飲んで盛り上がる人も一つの役割といえる。

巷で流行っているBTSも、そのプロセスからファンを増やしていった一例だ。ファンが勝手にやってくれること(ダンス動画をアップしたり、どうすれば完コピできるかなどの動画を発信)しても良く、セカンドクリエーターを増やしていった。

そして、彼らの歌の歌詞も、ただ歌って楽しむだけでなく、政治的、哲学的メッセージが書き込まれていて、口ずさむことで社会の問題に気付き、一人一人の人生のストーリーにしっかりおとしこまれる。あなたももうセカンドクリエーターの1人になっているのだ。

プロセスエコノミーを実行するならば、
①得意なことを見つける
②その得意をやって楽しむ

③それが誰かの役に立つ

自分のこだわりをさらけ出して「自分が作りたいモノを作る」自分ですらゴールがわからない。そんなワクワクした瞬間を楽しみながら新しい生き方を実現しよう


この本を読んでいると今自分が置かれた環境で何ができるか?自分の何が共感してもらえるのか?など、色々と考えられて楽しくなった。
正直、このnoteも書き方を変えるべきかなと思っている。
う〜ん、考えることが沢山ありすぎる〜楽しすぎる〜笑笑




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