いのちのゆくえ

まばゆい光の中からやってきた
ウルトラマンブレーザー。

シン・ウルトラマンを観て
泣きながらスタッフロールを見届け、
シン・ウルトラファイトとタローマンを観て
ギャップに笑って、シュールさに呆然として、
それからしばらくの月日が経って、何気なく。
第1話をニコニコで視聴した自分は、
新たな巨人の、力強い野性にハマった。

◆生きること

１話目はニコニコ動画で観た。
コメントには野蛮とか蛮族とかの言葉が多く見えた。
自分も最初はそう言って笑っていたのだが
少しだけ笑うのをやめて、考えた。

自分は（受け入れたくはないが）ヒトだ。生き物だ。
生き物は他の生き物を殺す。何故？　生きるためだ。
いのちを奪って、自分を生かす。それで生きている。
それが昔から変わらない、生き物のやりかた。

自分の見たブレーザーは、生き物だった。
背後にうずくまる小さないのちを守る為に
怪獣を殺して、いのちを生かす、生き物だった。
ヒトによく似た、生き物だった。

それを「野蛮」と言うのは多分　ヒトというのが
そういった生臭い本能を嫌う生き物だからなのかな　と
ろくに働かない頭で考えていた。

2話をたくさんのコメントと共に観るのが楽しみだ。