名前

そういえば と思いついてから2日、また編集画面を開くことにした。
以前、自分の(借りている)名前の話を書いたことがある。
ソレに脚を足す形で、ひとつ書いてやろうと思ったのだ。

◆プリン海

このサイトで使っている自分の名前だ。
この名前を見たものは、果たして何を想像するだろうか。
小さなプリンが犇めき合っている景色?
卵色のくちゃくちゃが果てしなく広がる景色?
自分としては、どちらも夢の中だけで御免蒙りたい。
それに、この名前の由来にプリンは少しも関係ない。

◆由来

自分には好きなものが沢山ある。
その内の大半は、この腐れたこころにすっかり根付いてしまった。
いっとう深々と根付いているのが、『音ゲー』である。
ゲームセンターの一角で、音とノーツに溺れている時だけは
吐き気がするほど大嫌いな自分を、少しばかり好きで居てやれた。
同じゲームを遊んでいる知らない人に話しかける余裕さえ生まれた。
色々な曲を知った。色々な人を知った。色々なゲームを知った。
色々な物語を知った。色々な言葉を知った。色々な世界を知った。

そうやって知った曲が、神曲だった。

自分は今もなおどうしようもなく痛々しく稚拙な輩で居るわけだが、
その極致とも言える中学生の頃。この曲をたまたま遊んだことがある。
後から曲だけ聴いて、歌詞を読んで、読みながら聴いて、堕ちた。
だいたいこいつのせいと言っても過言足りえない程度の影響を喰らった。
10年くらい経った今になっても、喰らった影響が半減する気配は無い。
それどころか、今もこの散文の隣でずっとこの曲をループさせている。
わらえる。


◆地の獄

と、ここまで綴り。
やっと、更新の動機が「プリン海」の由来だったのを思い出した。
こんなところまで引っ張るようなものでも無かった。
つまり、「プリン海」は神曲の歌詞…… の、空耳から来ている名前だ。

自分には未だに少々解せないのだが、「苦輪」と歌っている箇所が
一部のひとたちには「プリン」と聞こえるらしい。
それを覚えていた自分は、この期に及んでnoteを書き始めるにあたって
どうしようもない苦痛に溺れる現状を面白可笑しく表してやろうと考え、
ずっと前から放置していて、もう忘れてしまった元の名前を
「プリン海」と改めたのであった。御粗末様。

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