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スカジットミノー

スカジットミノーというフライをご存じでしょうか?
このフライは、ロングシャンクのフックの後ろに
ダクロンラインのループでショートシャンクの
シングルフックを接続した、
トレーラーフック・スタイルのストリーマです。

考案者はスチールヘッドフィッシングの
エキスパートとして、たいへん有名な
マイク・キニー。

そのタイイングの様子は
YouTubeに動画もアップされているので、
ご覧ください。



今回は、そのスカジットミノーを日本のフィールドでも
使いやすいように、サイズダウンし、
アーティキュレイテッドシャンクという、
シャンク同士、あるいは今回のように
シャンクとフックを接続できるように
作ったシャンクを使って
タイイングしてみました。



これは、2つのサイズの違うシャンクを接続した例です。


レシピ

今回ご紹介するフライのレシピは以下の通りです。

スレッド

ウルトラスレッド 140D


フック

AHREX HR482 #6

シャンク

マイクロシャンク

テール

コックサドル

ボディ

マラブー


ハックル

コックサドルハックル


タイイング手順

それでは、タイイングの手順をご紹介します。

1.バイスにフックを固定する

バイスにショートシャンクのシングルフックを固定し、スレッドを取り付けます。

2.テールを取り付ける

フックのベント部分に、テールとなるコックサドルを2枚取り付けます。これは、十分に細長いものでしたら、コックネックでも問題ありません。

3.ボディ材を取り付ける

ボディ材のマラブーを取り付けます。
オリジナルはステムこと取り付けますが、
写真のようにダビングループに、適当な長さに切った
マラブーを挟み効用にしたら、サイズの調整ができるので、
小さいサイズを巻く場合には良いと思います。

4.ボディ材を巻く

マラブーを取り付けたら、フックのシャンクに巻いていきます。

5.ボディの巻き終わり

ボディの巻きあがりはこのような感じです。

6.フックをシャンクに取り付ける

舞い上がったフックをシャンクに接続します。

7.シャンクをバイスに固定

フックを固定したシャンクを、バイスに固定します。

8.マラブーを巻く

3~5の要領でマラブーを取り付ける。

9.ハックルを取り付ける

マラブーを巻き留めた後、ハックルを取り付ける。

10.ハックルを巻く

巻き留めたコックハックルをヘッド部分に巻く。

11.ヘッドセメントを付けて完成

ヘッド部分にヘッドセメントを付けて完成。

出来上がったヘッドには、通常のヘッドセメントでも構いませんが、
僕は最近下のような、粘度の低いタイプの
UVレジンをよく使っています。

そして、それに使うUVライトには
レジンに周波数のあったこのライトがお勧めです。


クネクネと、水中をウィぐリングするような
独特のアクションは、
たいへん魅力的で、
魚も釣り人も魅了します。

あなたも、ぜひ一度お試しください!

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