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教育現場の怠慢と独裁体制、日本の教育は大丈夫か?

先日、知人Aさんからこの様な相談を受けた。

現在Aさんの息子Bくんは小学生3年生。
健康的、肉体的には特に異常もなく毎日元気に学校に通っています。

Bくんは診断こそしていないがほんの少し他の子と比べるとゆっくりした部分があるそうだ。

例えば・・・
・ノートをとるのが少しだけ遅い
・体操服に着替えるのが少しだけ遅い
・算数の計算問題はできるが文章題が少し苦手
ただ、上記のような子供はいくらでもいる。

前述したことに対し担任がAさんに放った言葉

『もう私の手には負えませんので支援級に移られることを考えてもらえませんか』

Aさんは突然のことに驚き『えっ?!なぜ?』と聞き返したそうです。

相談内容は『息子はこのまま支援級に移らなければいけないのでしょうか?』です。

初めにこの相談を受けた時はBくんの将来のことも考慮し、学校側が親身に考えた末の提案で、そのことに対してのAさんからの相談なのだと思った。

しかしいざ蓋を開けてみると、そこには教育現場のかなりドロドロした部分があったのです。

担任のスキルのなさが子供たちに悪影響を及ぼす

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ボクが小学生の頃の先生は今と違う意味で絶対的な存在だった。

何が絶対的なのか?

こう聞かれると簡単に言い表すことはむずかしいのだが、一言でいうならば【尊敬】

『下の者が上の者に従う』

これには2つのパターンがある

・絶対的な力(腕力や権力)による服従
・尊敬による服従

古き良き日本の教育現場ではすべてとは言わないが、後者の方が多かった。

しかし、今はどうだ!

成績は大事だ、それは誰しも分かってはいる。

ただ、最優先すべきはソコなのか?と疑問が生まれる。

ここで言う【成績】とは生徒の・・ではなく、先生の成績である。

クラスを受け持つような先生が成績を上げるには、上司である校長や教頭、学年主任に気に入られなければならない。

今回のケースも話をよく聞いてみた結果、そういう事だった。

要するに「B君を支援級に」と提案したのはクラス担任でなく校長だったようだ!

校長が成績を上げたかった、普通クラスの成績を上げ他の学校より上の存在でいたかった訳だ。

その為にクラス担任に命じ「B君を支援級」へ行かせたかった、そういう話である。

教育者として論外!

今現在でも教育現場には素晴らしい先生もたくさんいらっしゃいます。

それは分かっている。

しかし、腐り切ってしまっている教育現場があるのを目にすると『これが今の管理教育の成れの果てか』と思ってしまう。

Aさんに伝えたこと

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支援級が悪いと言ってるわけではない。

ただ一度支援級へ行かせた子供はほぼ確実に普通級へ戻ってくることはない。

勉強の方法も違うため、「小学校から中学校へ上がる時に普通級に戻れば」などと考えているなら、それはかなり甘い考えです。

少し昔の言葉、悪い言葉なのかも知れないがあえて使わせて頂く!

『レッテル』を貼られるということだ。

切り替わったレールに乗ってしまった列車は他の列車と同じゴールへ到着することはほぼない。

奇跡的に覚醒し、すごい能力に目覚める人も稀にいることは確かだ。

ただ『稀に』だ!

そしてAさんに伝えたのは「子供の将来を見据え、先の先のまたその先の事まで想定し、ご夫婦でこれでもか位まで相談し決断して下さい」だった。

親が子供のレールを引くのは簡単です。

でもよく考えて下さい。

どんなに小さな子供でも一人の人間なんです。

その子を尊重、その子の意見を尊重しなければならない。

勝手に人生を操ったり決めたりする事は、たとえ親でもしてはならない、ましてや教育者である先生がすべき事ではない!

親が子供にしてあげられる事、大人が子供にしてあげられる事、先生が生徒にしてあげられる事。

本当によく考えて欲しい。

独裁教育や管理教育がまかり通る、そんな腐った教育現場にあなたなら大切な息子や娘を送り出せますか?

先生にお願いです。

教師になろうと決めた時、志はもっと高い所にあったのではないですか?

出世も大事なことですが『聖職』とも呼ばれる教師、もっともっと子供の事を考えて考えて考えて、最善最良な道へと導いてあげて下さい。

やや長文でダラダラした文章になってしまいました。

これからの世を背負って生きていく子供たちの芽🌱を、大人のつまらない事情で摘んだりすることのない様に祈っております。

『子供たちに素敵な未来を』

大人の仕事ですよ。

実際にわが家の息子も数年前に中学生の時、イジメに遭い苦しみました。

親子でしっかりとタッグを組み、イジメを克服しました。

記事はコチラ→ https://urochoroindoor.org/review/ijime-sos/

ただ、このような事になる前に学校側が気付き、そして取るべき最善の態勢を考えて欲しいものです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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