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Amazonのノーコードアプリ「Honeycode」で実務レベルで使える経費精算アプリを開発していみた 概要編

雑感

実際にHoneycodeでアプリを作ってみて、少人数のグループ(20名まで無料)なら、十分実務で耐えうるレベルのものができたと感じている。単純にフォームに入力したものを蓄積する形式ではなく、承認機能まであるので、無料で使えることを考えると充実した機能だと思う。

お願い

スキがたくさんついたら、ソースコードの細かい部分も含めて全部公開しますので、興味のある方は、「スキ」をお願いします。

まずは、Honeycodeで経費精算アプリを構築するメリット・デメリットから

メリット

コストが安い

有料のもののほうが使い勝手は、おそらくよいと思われるが、何と言っても無料で運用できるので、メリットはあると思う。

20アカウントまでは、無料で利用できるので、月額500円程度のアプリだったとしたら、月10,000円で、年間で120,000円になるので、これが無料になると考えれば、Honeycodeで運用することはメリットがある。

自由度がそこそこある

無料でできるわりには、なかなか優れているところがあり、各種マスタを呼び出して利用できる点や承認者の設定なんかもできて、内部統制の仕組みも簡易的に構築可能だ。各種手当の入力なんかもできそうだったが今回のアプリはそこまでは対応させなかった。

スマホアプリで利用可能

WEBブラウザベースではなく、iPhoneやAndroidのアプリから操作できるので使いやすい。パソコンからでも当然できるが、出先やちょっとしたスキマ時間に作業する場合は、便利だ。

デメリット

高度な機能はない(特に交通費精算)

有料のアプリであれば、ICカードから取り込んで、申請ができたり、定期区間の金額なんかも自動に判別してくれたりするが、そういった機能はない。

パソコン苦手(Excelの関数とかほぼわかりせんレベル)だと難しいかも

Honeycodeのコード一覧のようなものもあるが、実際はサンプルのアプリのソースを見ながら構築していったが、多少引っかかってしまったところもあり、若干苦労したので、非プログラマーの人が構築する場合は、多少パソコンできますよレベルの人じゃないと難しいかもしれない。

ちなみに私は、10年以上前に、もう廃止されてしまった資格「初級シスアド」を取得している程度でプログラミングをゼロから作ることはない。Excelや業務関係のソフトを主に利用してしていることと基幹システムの導入の際にシステムの構造について数冊本を読んだ、導入を主導した程度の経験で、本格的なプログラミングの勉強はしたこともない。主に利用しているのはExcelで関数を使うレベル。

画像ファイルが扱えない(現在:ベータ版)

経費精算アプリは、有料版のものであれば、スマホで証憑を撮影して、添付するという機能は、標準で利用できるものだが、現段階だと標準で画像を添付する機能はない模様。現在ベータ版なので、正式なものがリリースされれば、対応するのかもしれない。

ただ、入力欄は自由に設定することができるので、URLを貼り付けして、画像のファイルを場所を別途記載するというような運用の方法はできそう。

システム概要

申請者側

申請画面

承認者側は、以下のようなフォームで経費を入力するように設計した。すべての項目は適宜修正可能。金額は、円ではなく、ドル表記しか今のところ選択することができない。単純な数字にすることはできる。あと日付の表記が外国表記しか対応していない。(サンプル:4/1/2022)

入力フォーム

必須入力の項目を入力していないと、送信できない仕組みにしている。

申請履歴

申請履歴が見れて、承認状況も確認できるようにした。

申請履歴

承認者側

未承認リスト
ログインすると、ログインID担当のユーザーが、承認すべき申請の一覧のうち未承認のものが表示されるようした。

未承認リストが表示され、承認するか、否認するか選択できる

履歴
承認または否認した申請のリストを表示できるようにした。

承認・否認の履歴がわかる


実務運用の注意点

経理担当者の専用画面が作成しなかったが、申請者→承認者→経理担当の流れの画面を作成することも可能。

実務上は、申請履歴と承認状況のデータをCSVでダウンロードできるので、CSVを各会計システムの仕訳フォーマットになるように変換して、あとは取り込みするだけで経費精算は完了。

画像ファイルはアプリ上は添付できないので、別途原本等を回収する必要がある。

インポート画面

まとめ

プログラミングがわからなくても、自分でオリジナルのアプリが簡単にできる時代がすでにきている。他のローコードアプリのソフトもあるが、AmazonのHoneycodeは、無料部分が大きく、課金されてもAWSと同じ料金体系と同じで基本的に従量課金となるので、コストがやすいので、コスト面で非常に優れているので、有料のクラウドサービスを検討する前に、Honeycodeでやりたいことが実現できないかどうか検討したほうが良いだろう。

最後にお願い

希望する方が多ければ、ソースコードの細かい部分も含めて全部公開しますので、興味のある方は、「スキ」または「フォロー」をお願いします


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