blocco青山店が2/29(土)にオープンします!
2006年にスタートしたbloccoブランドは、北海道の札幌を中心に店舗を展開し、2017年に本州初出店の三鷹店を、そして、この度都心エリア初出店となるblocco青山店を2020年2月29日(土)にグランドオープン致します。ブランド設立当初から、いつか青山エリアにお店が出せたら、、、という思いを、縁あって実現することになりました。
blocco青山店は、これまでbloccoが培ってきたソファ技術や世界観を凝縮させたお店です。まるでスーツをオーダーしてフィッティングするように、様々な座り心地や張り地や脚に至るまで、その場で自分に合わせたソファを体験することができます。内装デザインはbloccoソファの「DAINY(デイニー)」や2018年度グッドデザイン賞を受賞した「GEMINI(ジェミニ)」などを手がけるKAICHI DESIGN山田佳一朗さんと中根彩花さんが担当。フロアカラーやオリジナル什器をゾーン毎に提案し、自分だけのオリジナルソファを求める全国のお客様を温かくお迎えする入り口となるような店舗として展開して参ります。
bloccoのソファはすべて、ソファ作りのプロフェッショナル達の手で一つずつ作られています。お客様の要望への対応力により構築されたオーダーシステムと丁寧で確かな職人技のモノづくり、そして、手厚い永久型のメンテナンスが特徴です。サイズも座り心地もオーダーメイド。もう一人の家族のように想いに寄り添い、熟練の職人がオリジナルソファに仕立ててお届けします。
▼bloccoブランドの立ち上げストーリーもぜひご覧ください
blocco青山店の内装デザインについて
blocco青山店は、大きく2つのゾーンに分けております。床色や素材を変え、お部屋のイメージに合わせてソファを選べるようになっています。また、工場直営店舗ならではのソファ職人技術を活かした、まるでソファのような柔らかな什器も青山店に合わせて開発をいたしました。ぜひ店舗で体験してみてください。
1.ライトゾーン
ライトゾーンはホワイトオークのフローリングと白壁に光が入る空間で、明るい部屋にお住いのお客様がソファを合わせやすくなっています。店内中央のフィッティングラボにはソファを構成するパーツが収まり、それらを取り出して自分好みのソファを作ることができます。ソファ技術を用いて作られ、クッション性のある棚にピッタリとパーツが収納されています。 奥のパネルシェルフは32枚のクッション性のあるパネルで構成され、シーズンごとのカラーリングで季節感を演出します。
2.ダークゾーン
ウォールナットのフローリングと壁に囲まれた落ち着いた空間で、シックなお部屋にお住いのお客様がソファを合わせやすくなっています。入って右のファブリックシェルフでは、張り地がスーツのように丁寧にディスプレイされ、服を選ぶようにコーディネー トをお楽しみ頂けます。照明と空調を兼ねた丸みのある吊り天井はソファ技術で仕上げられ、ソファ専門店の印象を高めています。
3.ウィンドウ
ブラインドなどのウィンドウトリートメントの代わりに楕円で抜かれた半透明のフィルムを貼ることで、柔らかな印象を与えると同時に、窓際に飾られたソファに視線が集まる工夫をしています。サインパーティションはソファの技術で作られ、サインもソファに置かれたクッションのようにフワッと柔らかく埋め 込まれています。
内装デザイン インタビュー/デザイナー・山田佳一朗氏
内装コンセプトやこだわり・思いについて
青山エリアは、これまでbloccoが展開してきた北海道の店舗や東京初出店となった三鷹店とは価格帯の異なるエリアとなるため、立地に相応しいショップデザインが求められました。 単純に解釈すれば「高級感」が求められたわけですが、bloccoは高級を志向したブランドではありません。青山は世界を代表するブランドが独自のショップデザインを競う地区でもあり、私はソファブランドであるbloccoの 「世界観」を体現した空間を作ることが重要、と考えました。
什器や天井などの独立した要素はソファの素材と技術を用い、柔らかなテクスチャーと丸みのあるフォルムにしています。お店に足を踏み入れた瞬間、通常の家具店とは異なり、ソファブランドらしさを感受するでしょう。
blocco青山店は二面ガラス張りの路面店のため、外観でもソファブランドらしい視認性を目指しました。ブラインドなどのウィンドウトリートメントの代わりに楕円で抜かれた半透明のフィルムを貼ることで、柔らかな印象 を与えると同時に、窓際に飾られたソファに視線が集まる工夫をしています。また店内への視線が程よく遮られ、店内にどんなソファがあるか、期待感を高める役割も果たしています。
また、お客様が楽しみながらソファを作り上げる仕掛けをしています。 まず、お住いの部屋にソファの色をコーディネートしやすいように、素材と明るさが異なるゾーンを設けました。ソファフィッティングラボを空間の中央に配することでゾーンを二分し、ラボの反対側への視線が遮られ、店内のソファを順に回る楽しみが広がります。生地サンプルもただ掛けるだけではなく、まるでブティックのスーツのように丁寧にディスプレイすることで、服を選ぶ感覚でコーティネートを楽しめます。訪れる方がこの青山店でゆっくりと楽しみながら、思いの詰まったソファを作り上げることを願っています。
チャレンジした点
ソファフィッティングラボの什器作りは新しい試みでした。通常、座や背のクッションが手で取り出しやすいように、クッションと棚との間には隙間を設けます。しかし、今回はソファの収まりと同様にするために隙間を設けず、クッション性のある棚とクッションとの間に指を潜り込ませて取り出す仕様にしました。脚やアームなども同様にクッションに収まっており、製作したbloccoさんも大変だったと思いますが、工場直営のソファブランドだからこそ可能なチャレンジと言えます。
デザイナープロフィール/山田佳一朗(Kaichiro Yamada)
1997年武蔵野美術大学を卒業後、同研究室助手を経て2004年よりKAICHIDESIGNを主宰。2011年より「花ノ停留所」で花屋を、2017年より「花住荘 -KASUMISO-」で賃貸住宅を運営。考える人、作る人、伝える人、使う人と共に考え、関わる人が生き活きと生活できるよう活動している。主なデザイン活動にイストク、リビングトーク、角館伝四郎、ひきよせなどのブランディング、GEMINI(blocco)、KOTORI(アッシュコンセプト)、酒器だるま(セラミック・ジャパン)等のプロダクトデザイン、COEDOの屋台、EDITORYのインテリアデザイン等。グッドデザイン賞(2004/’11/’13/’14/’16/‘18)、red dot design award(2010 ドイツ)、Design for Asia Award(2012 香港)、Tokyo Business Design Award 2013 優秀賞、ウッドデザイン賞(2015/‘17)等受賞。A Dream Come True(ミラノ、2007)、現代のプロダクトデザイン(東京国立近代美術館、2013)等出展多数。
▼blocco青山店プレスリリース
番外編・オープン前オフショット
工事前の店舗の様子です。この色がいいのでは、こんな素材は?このゾーンはどうする・・?など、山田デザイナーと沼田兄弟を中心に、急ピッチで内装デザインと工事が進められています。石狩の工場では特別な什器も開発中!着々と準備を整えています。どんな仕上がりになるか、楽しみにしていてください。
みなさまのご来店をお待ちしております!
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