見出し画像

チョウザメ造船 【ガチエリア】

オーバーフロッシャー研究 3日目

今回からはステージ毎に、そしてガチエリアの考察を書いていきます。
ステージ採用の基準は現在ガチマッチで選ばれるステージを優先していこうと思いますので、お役に立てればと思います。
ただ、ガチマッチには4つのルールがありますが、全てを解説すると非常に長々とした記事になりますし、そもそもエリアばかりをしている私は他の3ルールの練度が高くはありません。
皆様の方が理解している部分も多々あると思うので、その辺りはご了承ください。

今回はこれらについて解説します。
・ステージとフロの相性
・強ポジと苦手ポジ
・打開と抑え
・スプリンクラーの使い方と設置場所

・ステージとフロの相性

まずはこのステージでフロが強いかどうかです。
私個人としては全23ステージの中でも強めの部類だと考えています。
ステージ中央のエリアが台形で上を取れば敵を見下ろすことができ、打開の際は右高台から比較的安全にスペシャルを溜めることができる。
何より、エリアの塗り合いになったときに立ち位置次第では敵を引かせながらエリアの確保ができます。
無印とデコの両方で強いと感じるステージなので積極的にフロを持ちたいステージです。
しかし、当然ながら弱い部分も存在します。
障害物や物陰で敵の位置を確認し辛く、接近を許してしまった場合は敵の方が有利状況になることが多いです。
また、長射程武器に対しては圧力を掛け辛いために味方全体が動き辛くなる場合や打開の際には味方頼みになってしまう場合も少なくありません。
これらの長所と短所を理解した上で、考察していきたいと思います。

・強ポジと苦手ポジ

チョウザメ

簡単にですが、チョウザメのマップに強ポジと苦手ポジの区分けと説明し易いように数字を書いてみました。
オレンジ色で囲んだ箇所が強ポジ、青色で囲んだ箇所が苦手ポジです。
黄緑色で囲んだ箇所は後程説明します。

まずはオレンジ色で囲んだ強ポジについてです。
1で表す箇所は自陣の中央高台と回転盤周りです。中央高台はエリア周りからかなり高所になっており、敵味方の位置を確認しやすいポジションになっています。
フロという武器の特性上地面で4回跳ねるまではインクが消えないので、高所からインクを振り下ろす動きは非常に強力です。
敵の回転盤あたりまではインクがギリギリ届くので、私はここを初動の目的地としています。
さらに、チョウザメ造船は30秒ごとに回転盤が動くという特徴があり、回転盤が縦になったときはよりエリアに近く、より高い位置を確保することができます。
ここでインクをばら撒くことで敵からすれば触ることの出来ない、しかし無視するには目障り過ぎる存在となります。
味方の援護と敵のヘイト集めを担い、敵の足並みを崩しましょう。
ただし、チャージャーやボム、足元まで潜り込んできた敵には対処が難しいので引くか味方に援護してもらうのが得策です。

次に2で表す箇所ですが、ここは自陣の右高台です。
ここは主に打開の際に多用します。
敵からは高所で触り辛く、物陰に隠れることもできるのでスペシャルを溜めやすい位置になっています。
強い打開ルートではあるのですが、注意しなければいけない点もいくつかあります。
一つは自陣高台や回転盤にいる敵です。
敵のチャージャーやエクスなどの長射程やボム持ちが多く待ち構えており、フロのメインではとてもじゃないですが敵いません。
そういう時は焦らずに自身のアメフラシが溜まるか味方の援護を待ちましょう。
アメフラシを投げて味方のチャージャーやボム、ミサイル、アーマーなどで敵を押し返せる状況になってから攻め込みましょう。
また、タイミングによっては回転盤が横になっているので高台への警戒度は低くなりますが、回転盤周りに敵が潜伏していることも多いので気を付けなければいけません。

最後に3で表す箇所はエリアの中央から右側です。
敵が打開してくる、エリアの塗り合いになった時に強いのがこのポジションです。
エリアは台形で盛り上がる形になっているため、インクを振り下ろすことで敵を近付かせないことができます。
もし、敵がアーマーやキャンプのパージで強引にエリア近くまで来たとしてもエリアの右からエリアの長軸に沿うようにインクを流すことで、敵にインクの圧力を掛けつつエリアを塗るという非常に効率の良い動きが可能です。
以前書いた『フロの武器性能』の記事で語れなかった強みの部分でもありますね。
さらには、敵にインクが1発でも当たればサーマルインクが発動し、「フロの姿が見えないのに正確に俺を狙ってきている!」という恐怖を与えられるでしょう。
当然ですが、こういう状況ではエリアに意識を割いているのでフロ自身は無防備になりがちです。
右や自陣と敵陣の回転盤、エリア下の金網などから詰め寄る敵には対処が遅れるので、味方の援護を期待しましょう・・・。
もしも味方が見てくれていないだろうな、と感じたら大人しく引くのがローリスクです。
エリアは一度取られますが、また味方と合わせて打開しましょう。

チョウザメ

次は青色で囲んだ苦手ポジについて説明します。
1で表す箇所は自陣の広場です。
何故ここが苦手なのか、それは周囲を壁に囲まれた窪地だからです。
逃げる方向が少なく、敵の詰めてくる方向は左右、自陣の中央高台と多いので機動力に欠けるフロは危険地帯です。
平坦な場所なので敵のエイムずらしが噛み合いやすく、対面負けする場合がほとんどです。
万が一、ここで対面することになってしまったら腹を決めて戦いましょう。
逃げ場所を遮っていた周囲の壁ですが、この危機的場面ではフロにとって味方になることもあります。
敵の正面から襲うインクと反射によって背後から襲うインクで打ち勝てるかもしれません。

次の2で表す箇所は右の広場です。
ここに入り込んでしまうとフロは瀕死の状況に陥ります。
敵の動きが見辛く、接近を許してしまい何もできずにやられる場合がほとんどです。
狭く壁に囲まれた場所というのはフロにとって少ない対面で勝てるチャンスがあるかもしれない状況なのですが、右端は壁も何もありません、インクが跳ね返ることもありません。
急いでここから抜け出すのが良いでしょう。

最後に3で表す箇所は左の広場です。
2で表した右の広場と対称的な位置にあるので内容はほぼ同じなのですが、敵の左高台に近いというのがさらに状況を悪化させています。
そもそも、ここに入り込むこと状況自体がかなりの劣勢であるので早めに、速やかに、迅速に逃げることをお勧めします。
まさに袋のネズミです。

チョウザメ

最後に、黄緑色で囲んだ箇所を説明します。
ここはエリアの左側、敵陣の回転盤と中央高台です。
抑えの状況で強力だと感じる場所なのは間違いないですが、デスが発生しやすい場所でもあるので状況把握が非常に重要だと思います。
エリアの左側からは正面の左通路の警戒と左高台に敵が来るかを判断できますし、敵陣の回転盤と中央高台からは敵陣の広場へ圧力を掛けることができます。
ただし、敵のチャージャーなどの長射程はこの部分に強く、回転盤や中央高台は足場が狭いためボムやミサイルの事故も多くなります。
したがって、この黄緑色で囲んだ箇所で敵の打開がどのようにしてくるのか、どの方向に注意しなければならないかを判断して強ポジに移動するのがローリスクだと考えます。

・打開と抑え

打開は上で書いた内容と被る点もありますが、改めて説明します。
そもそも打開とは何か。
状況にもよりますが、とりあえずエリアを確保すれば打開・・・ではありません。
私が考える打開とは、敵の前線ラインをエリアの奥まで、つまり敵陣まで押し込んで尚且つ数的有利を得た時か、敵を全員倒した時です。
エリアを取ってもまだ自陣側に敵が残っていたり、数的不利がついている時はまだ相手の攻めが継続している場合が多いです。
こちらはエリアの塗りと敵のキルの両方を狙わなくてはいけませんが、敵としてはエリアは既に確保できているのでキルさえ取れたらカウントは進みます。
打開する側の方が不利的状況であることを頭に入れておいてください。
ならばどうするか。
このゲームの基本であり、打開の核である味方との連携です。
一人の力で打開をしようとしても、ほとんどの場合潰されてしまいます。
それだけでなく、3対4の数的不利を味方に押し付けることになってしまうために打開がさらに難しくなる、敵に攻め込まれてまた一人やられてしまう、といった悪循環に陥ることでしょう。
とにかく味方と連携を取る意識を持ちましょう。
スペシャルを溜め、味方とお互いのカバーを意識した立ち位置でこちらの前線ラインを押し上げていくのが非常に大事です。

打開の基本はここまでにして、チョウザメ造船での打開について説明します。
このステージで打開をしようとすると、やはり自陣の中央高台と回転盤にいる敵を除けることが重要です。
自陣の広場や右高台からエリアへ向かっても、エリアを挟んだ高所から敵に撃ち下ろされる状況になりがちです。
味方の長射程やサブ性能を積んだボム持ち、ミサイルやナイスダマなどのスペシャルで優先して取り返したい場所です。
高台の敵を除けた後のフロの仕事はエリアを確保しに行くことですが、当然敵もエリアを塗らせまいとエリアの周囲で待ち構えています。
ここでエリア確保に意識を100%向けるのではなく、味方前線が敵を倒しにけるように援護することが非常に、非常に大事です。
アメフラシならエリアを塗りつつも敵がいそうな敵陣の回転盤の周りや、ボムピッチャーならエリアと周囲の物陰に投げつつ敵陣の中央高台や回転盤にも投げることで敵をあぶり出したり下げさせることができます。
エリアを取れて敵の前線ラインが下がる、この状況まで持っていけて途中にキルも取れていれば打開といえるでしょう。

書いていて疲れてきましたが、続いて抑えです。
抑えについても最初なので説明しておきます。
フロにとっての抑えとは、エリアのカウントを進めることが命です。
じゃあエリアを塗り合っていればいいか、そうではありません。
この武器は代表的な塗り武器に比べて効率的なエリア塗りはできません。
フロの強みは相手に塗らせない状況を作りつつも自分はエリアを塗ることができる、これに尽きます。
他の塗り武器は塗りとキルを同時に狙うことはできません。
その点、フロならばジェットスイーパー波の射程とインクが床を跳ねるという特性を生かして敵にインクを当てつつエリア塗ることが可能です。
これは他の武器には無いフロだけの大きな強みです。
今話したのはエリアの塗り合いでどうするかでしたが、敵の打開を抑えるポイントは他にもあります。
フロという武器はインクの弾幕を張ることで敵の接近を妨げる、敵に足踏みをさせることができます。
そうすると敵は「ここはフロが見ていて近付けない、他の所から行こう」と考えることがほとんどです。
そして、フロ使いが強くなるためには「そこにいるお前、俺はしっかり警戒しているぞ」と様々な方向に見せる必要があります。
敵が接近する余裕を与えないように多方向にインクをばら撒き、我慢できなくなった相手が足並みを崩すのを待ちます。
敵が辛抱切らして詰めてきたら思惑通り、自身と味方で浮いた敵を倒すことで敵の打開を遅らせることができます。
もし、打開を遅らせることが出来たら味方はスペシャルを溜める時間も確保でき、敵の打開を返す確率が一気に上がるでしょう。

さて、抑えについての説明はこれで終わりにしてようやくチョウザメ造船での抑えです。
フロの立ち位置としてはエリアの左右中央が基本となるでしょう。
ここならば敵の方向が掴みやすいですし、前線の味方の援護にも駆け付けやすいです。
敵の長射程武器に倒されると敵としては一番楽な打開になってしまうので、長射程武器の位置と射程は最も警戒すべき対象です。
エリア周りの物陰や敵が届かない自陣の中央高台や回転盤に立つのが良いと思います。
敵がエリア近くまで侵入してきた時ですが、フロはエリアの壁や物陰から急に出てくる敵には対処できません。
理想としては、敵の前線にサーマルインクを発動させておいて、敵が詰めてきそうな方向を予測しましょう。
そして、エリアの塗り合いになったらエリアの右側から左側へ向けて、ちょうどエリアの台形の形に沿うようにインクを流せばエリアを塗りつつ敵に攻撃ができます。
敵の押し込みが強いようでしたら早々に引くのも十分ありです。
スペシャルを無駄にしないようにして次の打開に備えましょう。
アメフラシやボムピッチャーの使いどころですが、アメフラシはエリアの長軸に沿う方向か、敵陣の中央高台と回転盤を含む方向が良いでしょう。
ボムピッチャーは塗りによる制圧力が強いのでエリアに投げても良いですし、敵が打開してくる方向や敵の良そうな方向、そして味方が前に詰めていきそうなタイミングで奥へ投げてあげるとまとまったキルを取れることがあります。
ボムピッチャー単体で凡そですが15カウントほど進めることができるので、「敵がエリアを塗っているけどどうしてもリードがとりたい!」「あと20カウントでノックアウトだ!」という状況で使うことをお勧めします。
ただし、”キューバンボム”ピッチャーなのでスペシャルを発動してからすぐには塗れない点には注意が必要です。

・スプリンクラーの使い方と設置場所

最後の段落です、もう少しお付き合いください。
初回ということで、スプリンクラーについて説明します。
私はスプリンクラーを5人目の塗りプレイヤーという扱いで使用しています。
一度設置したら敵に壊されたり、新しく別の場所に設置しない限りは試合中ずっと塗り続けてくれます。
塗り性能は設置してから時間経過で弱まってしまうのですが、それでも塗り続ける姿は敵もつい壊したくなる存在です。
そして、スプリンクラーを設置する意図によって設置場所も変えています。
その意図とは一つ目に単純な塗りが欲しい場合、二つ目に敵の注意を集めたい場合、三つ目に敵が撃つインクから身を守る場合が挙げられます。
一つ目の場合は簡単です、『自分は他の場所に向かいたいけどあそこの塗り残しが気になる・・・』という状況で多く使います。
時間効率を高める意図です。
二つ目の場合は敵から見て『あそこのスプリンクラーがあると邪魔だな、壊したいな・・・』と思わせるためのものです。
敵の意識をスプリンクラーに裂かせる意図です。
三つ目の場合は敵から逃げる時や敵と対面している時、スプリンクラーを敵と自分を結んだ線分上に置くことで敵が撃つインクから身を守る意図があります。
いわゆるスプリンクラーガードです。
この三種類が主な使い方で、試合中の状況に合わせて使い分けることが大事です。
きちんとした意図を持った上で使うスプリンクラーならば場所にこだわる必要もないですが、例として私が頻繁に設置する場所を画像で示しておきます。

スクリーンショット (392)

スクリーンショット (394)

スクリーンショット (395)

スクリーンショット (396)

・最後に

私はチョウザメ造船ではフロデコを採用しています。
スプリンクラーの置き場所が豊富なのと、ボムピッチャーでの制圧力が高いためです。
もちろん、無印でもシールドを使うことで敵のエリア付近への侵入を邪魔することはできますし、エリアの塗り合いになった時にアメフラシを使うことでより有利に塗り合えるでしょう。
さて、文字数が多くなり過ぎると読み辛さもあるでしょうからここで一旦終わりとさせていただきます。
文章だけでは書ききれない点もありましたので、ご意見・ご質問などがあればコメントやTwitterのDMまでご連絡ください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
どうかフロ使いの皆様のお役に立ちますように・・・。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?