MKM所感

いつもの

ひよっこ捜査員

《スレイベンの検査官》の同型。兵士シナジーの方が多いがそこまで気にするものでもない。
これによりパイオニアのボロス召集が1ターン目にアーティファクトを撒くカードが3種12枚となったことにより、より安定することとなった。また白青だと《ひよっこ捜査員》《スレイベンの検査官》《遠眼鏡のセイレーン》《泥棒隼の事件》とこちらは4種16枚になった。これにより2ターン目《アーティファクトの魂込め》もかなり安定するようになったので、こちらも強化されそうである。
無論パウパーでも12枚ある。かなり活躍が期待できそうである。

オレリアの立証者

常盤木だけでも評価できるスペック。変装誘発は下の環境では重すぎるのでオマケではあるが、無人の荒野に裏で叩きつけて相手の後続を1体隠すのは割とやる行為ではあるので、フレーバーではない。
また変装誘発的に文章を分けて書くしかなかったのか、誘発に際してブリンクしてしまえば永久追放もできる。

世慣れた見張り、デルニー

第一印象は、誘発倍化がタフネス参照じゃなくてよかった。である。
人間であることを活かし、《魅力的な王子》と《霊気の媒介者》で毎ターンバウンスしてブロッカーを排除し続けることもできる。
下の文章はCIPのみではなく攻撃誘発なども増える。例えば《ゴブリンの熟練扇動者》の2番目と3番目も倍化するのでとんでもない打点になったりもする。
モダンやレガシーではCIPのみとはいえ相手の能力も防げる《機械の母、エリシュ・ノーン》がさすがに攻防ともに優秀なため、パイオニア止まりだろうか?

手つかずの饗宴の事件

ソウルシスター援護の一枚。
一度解明してしまえばリカバリーしやすくなるため、アマリアコンボなどもメインから入ってもいい。

次の一手

処理できる範囲は広いが、《邪悪を打ち砕く》の方がいいか?

証人隠滅

全体除去とテンポ双方に圧をかけられるため、《審判の日》系列でもなかなかにテンポロスを強いることができる。強い。

門衛のスラル

《静翼のグリフ》よりも早くて硬くてアーティファクトまで防ぐ。確かにアーティファクトも防ぐが、パイオニアでは《厳しい試験官》による《睡蓮の原野》踏み倒しが狙われるので、枠は違う。
ヘイトベアとしては優秀ではあるが、デス&タックスで用いるにも自分の能力を防ぎきってしまい、かなり使いにくい。ボロスイニシアチブの《金属モックス》の刻印までも含めたほとんどを封じるのだが…。

門道急行の事件

ボロス召集が除去しながらパンプしてくる悪魔のカード。
ボロス召集なら1ターンで解明完了までいくが、解明完了するのはエンド時なので条件を満たしてもすぐにパワーが上がらないのは留意。

関係者の集合

軽めなので制約は強い。環境によってはライブラリートップの操作手段もないので思っているより強くないかも。

思考への侵入

《嘘か真か》+αなのだが、冷静に考えたらあちらはシングルシンボルだったので一応のサイズは担保されているとはいえ、《記憶の氾濫》の方がよさそう。
もっとも活きるのは独創力系のデッキか。

泥棒隼の事件

1マナでアーティファクトを生み出すカード。なので《アーティファクトの魂込め》の出番である。
解明完了がかなり強力で、《アーティファクトの魂込め》を併用することで、一瞬で9点の打点になる。ちなみに昨今には珍しいインスタントタイミングでのクリーチャー化が可能なうえ飛行を持ち合わせかなり強力。

犯行現場の再現

ちまたではリアニメイトをシャクるのに話題だが、実際にはクソ重くてクソ拘束きつい。

蒸気核の学者

なんかデメリットあるんかなと思ったが何も書いてない。
とりあえず《弧光のフェニックス》2枚捨てますね^^。

鑑識の研究者

これ2枚と《深根の巡礼》で無限。
パイオニアリーガルで《キオーラの追随者》の8枚体制でコンボできるようになっているが、いかんせんパーツが弱い…。

うなる大殺犬

パウパーで何かしら使用用途があると思われる。能力そのものは優秀。

死人に口無し

アマリアコンボキラー。これが間に合うアグロはだいたいこれ一枚で沈黙する程度には強い。

殺人調査員

こいつ、猫(《大釜の使い魔》)の死亡調査してる…。

無節操な探偵社員

パウパーでアドバンテージを容易く稼ぐイケメン。追放するので《古牙の信奉者》の一応上位互換。《死橋のシャーマン》もいるので黒いエルフでディスカード軍団を形成できる。

血管切り裂き魔

《傲慢な血王、ソリン》から叩きつけるカード。護法の条件がかなり厳しく、払えないデッキがいる。

長い別れ

《墓地の侵入者》《粗暴な聖戦士》の裏、《継ぎ接ぎ自動機械》を確定で破壊する。黒緑であれば《突然の衰微》があるので、ラクドスミッドレンジが稀に使うかという程度。

クレンコの轟音砕き

ロータスコンボ殺し。英語版を見ても対象を取らないようなので《睡蓮の原野》を問題なく叩き割る。自身も割れるので基本土地はしっかり持っておきたい。ちなみにトロンの《森》の採用枚数は標準だと2枚。
スペックも良好。

機械壊しのオランウータン

《ウークタビー・オランウータン》も強くなった。素で到達を持ち合わせているのは偉い。
パウパーのグリクシス親和では、下のモードは《胆液の水源》などの誘発させるためにメインからいても違和感が無いと思う。

犯罪小説家

一応サクリ誘発なのは注意。PIG誘発ではない。
まあ《弱者の剣》+《飛行機械の鋳造所》+これで無限トークン+無限ライフ+これが無限パンプ。
《活性機構》+機械か生物のサクり台+これでこれが無限パンプ。
今はモダンに《ゴブリンの砲撃》と《狂気の祭壇》が下がってきていることもあり、これ自身も下がってきた《帝国の徴募兵》《ゴブリンの女看守》で《ゴブリンの技師》ごとサーチできる。モダンで赤単のそういうデッキが成立するのだろうか。

真紅の鼓動の事件

CIPで捨てる際のデメリットがないのはいい。解明条件を満たせば基本的に手札を捨てるデメリットは殆どなくなるため、かなり強めのドローサポートになる。
《太陽の執事長、インティ》のおもちゃ。

下生えの偵察者

《世界のるつぼ》とは違い土地をセットするわけではないのがミソ。アップキープなのもミソで、《Glacial Chasm》と《ヴェズーヴァ》が絡むことで累加アップキープを無視しながら相手をシャットアウトできる。
タップ状態でおかれるだけまだ有情だが、《洞窟探検》がちらつく。

事件現場の分析者

《見事な再生》内蔵。一瞬何を言ってるか分からなかったが、CIPで切削3までやってくるので何かがおかしい。これも《洞窟探検》の影がちらつく。

大ドルイドの魔除け

何に使うの?と言われると言葉に詰まるが、トリプルシンボルなので混ぜ物としては強力。モードは3つあるが、モード1が土地かクリーチャーサーチ。モード3がアーティファクトかエンチャント破壊なのでモードは実質5つ。
モード1の土地サーチだが、《刈り取りと種まき》が4マナなのを考慮するとインスタントなのを含めるとトリプルシンボルとはいえ破格。だが《エラダムリーの呼び声》が単色になるとGGGが適切なのかは不明。これは多分重い。
モード2のバイティングもインスタントなのを考慮すると破格。シングルシンボルのソーサリーでは類を見ないが4か5マナかかる。
モード3はオマケではあるが追放する。《古代への衰退》が3マナソーサリーなのを考えるとちょっと拘束はきついが妥当レベル。混ぜ物されていうので軽いくらい。
総合して緑が濃いデッキであればメインに居ても何ら違和感がないレベルに強い。
ただ明確に何に入る?と言われるとパイオニアの緑単信心とモダンのグルールポンザくらいしか思いつかない…。アミュレットタイタンに入るかな…?

毒を選べ

パウパーの親和を使って1ターン目返しにこれ打たれたら発狂する自信ある。なお賞味期限が早く、実際どこまで使われるかは不透明。
モードは全部強く、エディクトなので《神聖の力線》の上から叩き割れるのは評価できる。

痛烈な質問

《ドムリの待ち伏せ》の+1/+1カウンターを置かなくなったら1マナ減った。
まあ普通に強いカード。

育殻組の誉れ

防衛デッキの誉れ。ちなみに《神盾の海亀》を2体使えば2ターン目に出てくる。これは誉れ。
実際のところ防衛デッキは《神盾の海亀》もそうだが肝心の壁が弱いという欠点が大きい。また《突撃陣形》は強いが《策略の龍、アルカデス》は防衛持ち…単純にお尻でっかちはサポートしないなど強いカードがちぐはぐなのも問題点。これ単体はかなり強いのだが…。

ギルドパクトの力線

《血染めの月》の対策としては、これを先出ししていた場合は発揮しないので注意。同じ種類別4種なのでタイムスタンプ順になる。
話題になっているが、初手これ+《騒音の悪獣》+《ガイアの力》×2で2キルである。同じことが《ぎらつかせのエルフ》などの感染組でも可能であるため、モダン以下で《血清の粉末》で初手を厳選し、《ぎらつかせのエルフ》《騒音の悪獣》《墨蛾の生息地》の混合で高速で殴り倒す分回しデッキはあり。

世界魂の憤怒

《月の大魔術師》を対象にとり《ウルザの物語》を出しても自壊するので注意。
とはいえすべてのX点火力を過去にする圧倒的なボード力で、X=2ですら4マナ対象2点+マナブーストの可能性ありというのは聞くだけでもなんかおかしい気がする。一番おかしいのは墓地から土地を複数枚リアニメイトできる点なのだが。

喝破

かなり頼もしい《マナ漏出》だが、《ドビンの拒否権》との選択になる。
正直いうとパイオニアでは《ドビンの拒否権》よりも優先されるのではないかと考えている。モダン以降は《否定の力》などのピッチスペルの関係から《ドビンの拒否権》の方が強く見える。
《死の飢えのタイタン、クロクサ》《大牙勢団の総長、脂牙》を気分でカウンターできるし、同型対決ですら《記憶の氾濫》がある。比較的雑に採用されるカードになりそう。

好奇心の神童、ケラン

出来事は正直《探検》で手掛かりである必要は薄く、まあこんなもんかなといったところだが、本体性能はかの《三角エイの捕食者》を彷彿とさせる。実際には《激情の罠破り》でエンチャントは範囲外だが、スペックも良好。その手のデッキは流行るのであれば充分採用の余地があるだろう。

煌く機械ドレイク

CIPで手掛かりを残していくのは偉いが、サイズも上がっていくのはうれしい。
幸い《爆片破》はパイオニアで使え、今は《塔の点火》もある。青赤のアーティファクトデッキの足掛かりは充分。

稲妻のらせん

パイオニアリーガルに。ぶっちゃけるとボロス召集では同型対決でもない限りは使わない。5C二ヴは弱い色のところが補強されるのでいい感じ。

緊急の検死

トークン殲滅兵器。その用途でない限りかなり重たい除去になる。少なくとも《鏡割りの寓話》は1枚で完封できる。

脱走

なかなかいいカード。グルールらしくは無いが。油断しているところに《太陽の執事長、インティ》が突撃してきて泣くパターンである。

蜘蛛網の頭、アイゾーニ

ちょっとサイズが小さくてカードアドバンテージも得られるようになった《墓所のタイタン》。本体もトークンも威迫を持つのがすごい。
トークンを生み出すのがちょっと難あるが、証拠収集4は軽め。

間の悪い爆発

概ねイゼット独創力のカード。ボロス召集のクリーチャーもだいたい死滅させることができるため、特に悪い様には見えない。

土地

諜報土地サイクル

殆どがパイオニア用。それでもかなり用途が限られる。
白青…《不穏な投錨地》が強すぎる上にそもそも《啓蒙の神殿》も入らないので使われない。平地としてのメリットが薄いカラーかも。
青黒…同じく《欺瞞の神殿》がほとんど使われていない。
黒赤…ラクドスミッドレンジはタップインがきつい上にミシュラランドもかなり強力なため、上述以上にしんどい。《ドワーフの鉱山》を誘発させるのに使えなくもないので、ジャンド独創力などでは採用されるかも。
赤緑…同じくジャンドミッドレンジに。森は参照するカードが多いのでなんらかの用途で使われそう。
白緑…同じく森。《白蘭の騎士》《軍備放棄》を活かせるカラー。
白黒…本格的に使用用途がない。
青赤…イゼットフェニックスもタップインが痛い。独創力もタップインが痛い…。
黒緑…おそらく一番活かせるカラー。昨今の緑のカラーパイである墓地からセットランドがもっとも活かせ、森である利点も《古き神々への拘束》があるのでかなり活かせる。
赤白…紙屑
青緑…黒緑の次点。ロータスコンボの《神秘の神殿》がこれにさし変わる。

統率者 青

月間最優秀探偵

2枚目のドロー自体は統治者で容易く達成できるのでいつか使う可能性がある。

遺体の追跡

数多のガラクタの花びらから手掛かりがでる。《謎鍛冶》コンボや8castで何か悪さできそう。

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