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横浜FCゴール裏より共に応援する仲間へ

 横浜FCゴール裏応援団体を代表して今回の問題に対し、意見を表明します。

 クラブカラーで埋まる満員のスタンド、観客の増加、一体感のある応援という理想像には大筋で異論はありません。ですが、今回のクラブの一方的な話しの進め方、新設されたルールによる強制と排除の理論については到底納得出来ないため、ルールの撤廃を求めます。

 横浜FCゴール裏応援団体は、横浜FCを応援していく思いに一切変わりはありません。

『三ツ沢に集まる、多種多様な人々が
フリエのために歌い、熱狂し、泣き笑う』


 これこそが三ツ沢の、横浜FCの魅力です。


 規制による排除の理論から作り出した虚像の一体感ではなく、クラブとサポーターが対等に話し合い、共に創りあげる本物の一体感を目指します。

 たとえどんな制限下においても、開幕から出来る範囲で最大限の応援をしていきます。

 表現の自由ある三ツ沢を取り戻すまで、活動を続けていきます。同じ思いの方々にも協力・賛同いただければと思います。

BLUTIGRE YOKOHAMA
tifosi yokohama 1992
yokohama gateways
ETERNAL BOYS

※ここまでの経緯とクラブの対応を以下に示しましたので、ご一読ください。



 1月26日横浜FCより「応援をリードするコールリーダー・太鼓リーダーなどの中心メンバー募集のお知らせ」が発出されました。昨年10月よりゴール裏の団体はクラブと何度かやり取りを行ってきました。これまでの経緯ならびにクラブの対応についてお伝えします。

まずは時系列に沿って経緯を説明します。


10/19
 tifosi yokohama代表がクラブ担当者に呼ばれ、新たなクラブの方針として
  ・オフィシャル応援エリアの設置
  ・HAMABLUE着用義務化
  ・掲示物事前申請制
  ・応援団体の登録制
  の導入を検討していることが告げられる。

10/23
 同tifosi yokohama代表が、アウェイ熊本に10/19の議事メモを持参し、
クラブ担当者に齟齬がないか確認をする。
 その際、上記案件の全てが来季より導入決定であることの報告を受ける。
(こちらが議事メモを持参した背景として、2022シーズン開幕戦において、同担当者より今後サポーター代表とのやりとりはクラブが議事録を作成し後日相互確認するとの説明があったが、その後一度も議事録の確認作業がなかった為)

10/26
 yokohama gateways代表とクラブの面談
10/28
 ETERNAL BOYS代表とクラブの面談

 この時点でゴール裏3団体全てに対し、新設ルールが来季導入決定で
あり、既に公式リリースすることが決定していることが告げられる。

11/04
 オフィシャル応援エリアに関する公式リリース。

 リリースに至るまでの間、クラブ担当者にルールの再考をお願いしたが、リリース当日まで返答はなかった。

11/11
 クラブから各団体代表宛にメールが届き、11/30までに応援団体登録するかどうかの返答を求められる。

11/17
 掲示物事前申請制の公式リリース。

11/29
 ここまでのリリースを受けて、ゴール裏3団体合同で、団体登録申請書類と横断幕事前審査書類、太鼓・コールリードの申請書類提出。なお横断幕事前審査書類はクラブのホームページにあったが、団体登録申請書類に関しては申請書類自体がなかったので、こちらでテンプレートを作成して提出。

 同時にゴール裏3団体よりクラブへの要望書提出。
 <要望書の主な内容>
  ・HAMABLUE着用ルールにおける強制的な部分の緩和。
   要約  ブルーを着る協力はするが、
       義務化は取り下げてほしい。
  ・団体幕以外の個人のゲーフラ、国旗等の事前審査の撤回。
   要約  団体の所有物はすべて審査の
      対象として構わないので、 
      個人のゲーフラ、国旗等は
      審査対象から外してほしい。
       更に団体の所有物に関して
      改善点があれば、改善を検討す
      るので説明をしてもらいたい。

12/6
 クラブより要望書の回答が届く。
 2023年に向けた話し合いの場を設けることとなった。

12/14
 クラブ事務所にて、要望書の正式な回答・説明を受ける。
 着用ルールにおいては公式発表したルールに一切の変更がないこと、29本申請した横断幕のうち20本を却下したとの回答。
 さらにHPには記載されていない団体登録に関する追加条件や、「クラブの取り組みに賛同したオフィシャル応援団」として団体名をリリースする旨が提示され、クラブの取り組みに賛同するよう求められる。
 クラブとサポーターとの取り組みは一案件ずつお互い確認しながら進めていくべきであり、その中には賛同できないものもある。現時点で全てに賛同することは出来ないと回答。
 改めて強制的なルールの見直しと、この時点で納得できる理由なく却下になった横断幕についての再審査及び具体的な却下理由の説明を求める。

12/15
 クラブ担当者よりメールが届き、クラブの取り組みへの賛同と、追加条件に合意しないことには団体の登録はできないとの理由で団体登録申請の差し戻し。
 クラブの目線に合わせてから再申請するよう通達される。
 要求した横断幕の再審査の結果報告や、却下理由の説明は一切なし。
 別案として、各団体につき、アイコンとなる図柄一つを事前審査のうえ登録し、そのアイコンを使った横断幕を作成可能とするという提案はあったが、アイコンの登録にはクラブの取り組みに賛同し団体登録を再申請することが条件との説明を受ける。
 また、年内に団体登録に関する回答を求められる。

12/28
 年内の回答について、意見の集約をする時間も取れず、もう少し待って欲しい旨伝える。再度、1/9までの回答を求められる。

1/9
 こちらの回答として、これからも変わらず横浜FCの応援を続ける覚悟だが、クラブからの一方的な話や後出しの条件提示ばかりでは現時点で賛同するのは難しいと判断し団体登録再申請を保留。
 話を前に進めるためにも小野寺会長と木村社長との話し合いを求める。

1/14
 サポーターミーティングが開催される。
 参加条件がクラブの方針賛同者に限定された為、各団体代表は出席せず。

1/15
 クラブ担当者からメールが届き、前日のサポーターミーティングの参加者の中でクラブと一緒にHAMABLUEスタジアムを推進したいと思っている方々がいるので、その方々の意見を優先的に聞きながら、チャントを含む応援の先導や演出を具体的に考え、開幕に向けて準備を進めていくことの報告を受ける。

1/19
 クラブ事務所にて、木村社長とクラブ担当者との面談。
 木村社長より改めて、クラブの取り組みや方針の説明を受ける。

 こちらもクラブの取り組みの大筋には賛同できるが、改めて強制的な着用義務の部分は撤回してほしいことと、団体登録に関しての条件の見直しを求める。しかし、こちらの要望は却下されたため、現時点での団体登録を見送る。

 またシーズン途中のクラブ担当者とのやり取りに基づく確認をするためにこちらで作成した2022年2月からの議事メモを持参し要点の説明を求めるが、そもそもクラブ担当者がシーズン中の議事録を作成していなかったことがわかり、それについての不備、及び今までの話の進め方のつたなさについて、クラブ側の落ち度を認める。

 さらにクラブ担当者から1/15に送られてきたメールに記載のあったサポーターミーティングにおいて集まったとされる賛同者による応援の先導について確認したところ、現時点で応募者ゼロであるという報告を受け、メールでの内容と異なった事実を確認する。

 この時点での団体登録は「しない」のではなく「出来ない」という判断に至った。しかし、これからも横浜FCの応援を続ける意思を伝え、団体所属者でも個人の意思で応援先導者としての登録ができることを確認。

 また、再度小野寺会長との話し合いを要求し、引き続き協議を続けていくことを約束する。


最後に、クラブの対応についてお伝えします。


 当初より「決定事項の事前周知」であり、クラブと話し合いができたとは思っていません。これまでのやりとりも、正直、クラブの決定事項に合わせるか合わせないかだけが論点になっています。
 クラブが現状を変えようとしたい姿勢は伝わってきます。ですが、そのための事前説明をすることなく、一方的に「強制」と「排除」を押し付けてきています。「強制」について前述の通り、着用義務と承認を受けた横断幕(ゲーフラや大旗を含む)しか掲出できないということ、「排除」については、クラブの考えに従えない場合は新しいサポーターとともにスタジアムの雰囲気や応援を作っていく覚悟だと話しており、当然ながら、ゴール裏団体だけではなく今まで応援してくれたサポーターの排除ともとれますし、リスペクトにかける行為であると感じています。
 またやり取りを行っていく中で、「クラブの考え(案)」について次から次へと聞いていない「考え」が出てきました。このように後出しで提示されてしまうとクラブに対する不信感が募り、団体登録も含め迂闊に行動できる状況ではありません。
 上記を踏まえ、横浜FCがサポーターに対し意見や意思を汲み取り、誠意をもってやり取りしようとする態度・姿勢ではないと感じられました。
 今後については、今まで当たり前のように存在していた応援や熱量を取り戻すために、今までの横浜FCがどうであったか、応援をずっと作ってきた人の思いと今回の施策との乖離という点も含め、クラブと協議を続けていきます。

#yokohamafc
#横浜FC
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